スマホとの連携は定番のBluetooth

スマートフォンとの連携はBluetooth 4.0で行う定番的な方式で、計測できるパラメータは歩数、カロリー、距離、睡眠時間などの、これまた定番的なものに加え、睡眠時間も計測できる。運動関係のパラメータはバンドのディスプレイでもチェックできる。

ディスプレイは長時間使われていないとスリープし、ディスプレイを強くダブルタップすると復帰する。実機で試した際は、比較的強くタップしないと復帰しなかったため、やや使いづらいと感じたが、実際の製品ではより的確にチューニングされることだろう。

スリープ状態のディスプレイ

スマートフォン側のアプリ「LeapManager」は、使い勝手に配慮されている印象で、メニュー構造がシンプルで使いやすい。また、バンドに通知するアプリを選択することが可能で、ユーザーが必要に応じた通知を受けることができるのは便利だと感じた。

アプリ「LeapManager」アイコン

そのほか、アプリにはカウントダウンタイマー機能も搭載しており、設定した時間になると、バイブレーションで教えてくれるので、カップ麺などを作るのにも便利そうだ。

カウントダウンタイマーは「Vibrating Alarm」という名称

アプリのメインメニューでは運動量や睡眠量を表示する6つのパネルが表示されているが、ドラッグ&ドロップで移動できるので、ユーザーが自分好みのレイアウトにすることができて便利だ。

メインメニューのアイコンはドラッグ&ドロップでレイアウト変更できる

現在、スマートバンドはある程度、スペックが横並びになってきているので、ファッション性を高めたり、アプリのユーザビリティを向上させるなどして、独自の製品性をアピールしようという姿勢は評価でできる。

また、もう1つの独自のアドバンテージとして、対応アプリがiOS版、Android版に加え、WindowsPhone版もあること。幅広いユーザーが使えて便利そうなのが、Windows Phoneも作っているAcerらしいところ。

現時点のスマートバンドでは、AndroidとiOSにしか対応しないことが多いが、今後、この種のデバイスではWindows Phoneに対応することが1つの優位点になっていくのかも知れない。

(記事提供: AndroWire編集部)