昨年9月16日のiPhone 6/6 Plusの発売から約半年が経った。何かと話題が絶えなかったiPhone 6 Plusだが、実際に半年間使ってきた感想についてレポートする。

「大画面は正義」の前に宗旨替えもやむなし

筆者は9月16日に、アップルストア表参道店に徹夜で並んで購入した。それまでiPhone 5Sを愛用してきた筆者がiPhone 6 Plusを持った最初の感想は、「デカい」の一言。半年経った今でも、他人が持っているのを見ると「えー?」と思うくらい大きく感じるのは変わらない。現在も売れ筋はiPhone 6のほうなので、多くの人が「Plusは大きすぎる」と感じているのも当然だとは思う。

しかし画面が大きいぶん、一画面の情報量は圧倒的に多く、情報ソースの大半をウェブに頼る筆者にとっては大変都合がいい。また、ボディサイズも大きいとはいえ、秋~冬にかけての上着のポケットには楽に入るので、十分許容範囲だ。筆者はいわゆるファブレットについてはずっと否定派だったのだが、Plusを買って以降、すっかり転向してしまった。結局、情報機器において、情報量と直結するディスプレイサイズは可能な限り大きくするのが正解。「大画面は正義」なのだ。

iPhone 6(左)と比べ、iPhone 6 Plusでは横方向で4文字、縦方向でも4行ぶん余分に表示できている。拡大しないとわからないが、文字そのものの表示もPlusのほうが美しい

iPhone 6もiPhone 5sと比べると画面が広いので、こっちでいいじゃないかという声が聞こえてきそうだが、6と6 Plusの画面を構成する画素数の差は約2倍。実際に表示される文字数などは、サイズ以上に差がある。画面の広さとボディサイズ、どちらを優先するかは人それぞれだが、少なくとも筆者にとっては、大画面のPlusを選んで正解だったと思っている。