Broadwell版NUCに茶箱の新モデル

Intelの「NUC5i3MYHE」は、超小型ベアボーン「NUC」の新モデル。先週登場した2モデルと同様に、CPUにはBroadwell世代のCore i3-5010U(2コア/2.1GHz/15W)を搭載しているが、こちらはインタフェース違いのバージョンとなる。ストレージは、M.2と2.5インチが利用可能。東映ランドでの価格は43,300円だ。

Intelの「NUC5i3MYHE」。今回は茶箱入りだが、廉価版ではない

グラフィックス出力がMini DisplayPort×2になったのが主な違い

先週発売のNUC5i3RYH/NUC5i3RYKのグラフィックス出力がMini DisplayPortとMini HDMIだったのに対し、新モデルはMini DisplayPortが2つという構成になる。また無線LANは非搭載になったが、無線LANカードを追加できるM.2スロットが用意されている。そのほかのインタフェースは、USB3.0×4、GbEなど。

LIVAが正常進化してLIVA Xに

ECSからは、超小型ベアボーン「LIVA X」が新登場。従来の「LIVA」との違いは、mSATA SSDの搭載が可能になったことだ。対応OSは従来と同じくWindows 8.1だが、mSATAをシステムドライブとしたときはWindows 7も利用できる。価格は、メモリ2GBの「LIVAX-C0-2G-64G-B」が27,500円前後、同4GBの「LIVAX-C0-4G-64G-B」が30,000円前後。

ECSの「LIVA X」。LIVAに比べ、幅は広く、背は低くなった

CPUはBay Trail-MのCeleron N2808(2コア/1.58GHz)。従来同様、メモリもストレージもオンボード搭載しているので、OSをインストールするだけでPCとして利用可能だ。なお従来のLIVAは電源端子がマイクロUSBであったが、LIVA Xでは一般的なプラグ形式(12V)に変更されており、モバイルバッテリでの使用ができなくなったのは残念。

■主な仕様の比較
製品 LIVA X LIVA
CPU Celeron N2808 Celeron N2807
メモリ DDR3L 2GB/4GB DDR3L 2GB
ストレージ eMMC 64GB
拡張スロット mSATA×1 なし
有線LAN GbE
無線LAN IEEE 802.11b/g/n IEEE 802.11a/b/g/n
映像出力 HDMI、VGA
USBポート 3.0×1、2.0×2 3.0×1、2.0×1
本体サイズ 135×83×40mm 118×70×56mm

USBポートはフロント側に移動し、合計3ポートに増えた

グラフィックス出力は従来と同じく、HDMIとVGAを搭載