認知度はまだ低い光セット割

一方、「いいえ」(契約したくない)と回答した人は、なぜそのように思っているのだろうか。理由を聞いてみた。最も多かったのは、「まだよくわからない」、「メリットが理解できていない」、「どの程度安くなるのかわからない」、「本当に得なのかわからない」など、光セット割自体をよくわかっていないという意見だった。また「めんどくさそう」、「勧誘が激しそう」、「手続きに手間がかかりそう」、「家族に説明するのが手間」という意見も多かった。

加えて、「固定回線を引く必要がない」、「マンションで決められたプロバイダしか契約できない」、「パソコンを持っていない」といった光回線自体が必要ないという意見や、「電話番号が変わるとしたら嫌だ」、「まだ様子をみていたい」、「プランが複雑でわかりにくい」などサービスに不安を感じる意見も散見された。

そのほか、「ドコモの携帯を長い間利用しているが、新規ユーザー向けのプランが多く、既存客に対するお得感が全く感じられない。光セットの前に月額の携帯料金を割り引いて欲しい」、「外出先で利用することを考えたら、固定回線ではなくモバイルルーターの方が便利」、「スマホがそもそも高いからセット割と言われてもお得感がない」などの意見も見られた。

ドコモの加藤薫社長は、光セット割についてモバイルから固定回線まで、問い合わせやアフターケアをワンストップで提供できるため、安心して利用できるようになるとアピールしているが、サービスの認知度などを考えると、光セット割が普及するにはもう少し時間がかかるかもしれない。

「ドコモ光パック」を発表する加藤薫社長

調査時期:2015年2月10日~2015年2月12日
調査対象:マイナビニュース会員
調査数:500件
調査方法:インターネットログイン式アンケート

(記事提供: AndroWire編集部)