待望のBroadwellバージョンNUC

Intelの超小型ベアボーン「NUC」がモデルチェンジ。第5世代Coreプロセッサ「Broadwell」を搭載する新製品が登場した。搭載CPUは2コア/2.1GHz/15Wの「Core i3-5010U」。M.2スロットのみの「NUC5i3RYK」と、2.5インチベイも備える「NUC5i3RYH」の2モデルがあり、価格はどちらも42,000円~43,000円前後。

Intelの「NUC5i3RYK」(左)と「NUC5i3RYH」(右)。大きさが違う

こちらはNUC5i3RYKの方だ。非常に薄くてコンパクトなのが特徴

両モデルともインタフェース等に違いはなく、おそらくマザーボードは同じと思われる。違いは対応ストレージのみで、2.5インチSSD/HDD(9.5mm厚まで)を1台搭載できるNUC5i3RYHは、ドライブベイの分だけNUC5i3RYKよりも厚さが増している(32.7mm→48.7mm)。なお2モデルともM.2スロットは搭載するが、その代わり従来のmSATAは非対応になった。

メモリスロットはDDR3L-1866 SO-DIMM×2。グラフィックス出力は、Mini DisplayPortとMini HDMIが利用できる。有線LANに加え、新モデルではIEEE 802.11acの無線LANも搭載した。

リア側のインタフェース。HDMIとDisplayPortはどちらもMiniタイプ

内蔵のマザーボード。mSATAではなくM.2スロットを搭載する

M.2スロットの下に、IEEE 802.11acの無線LANモジュールが搭載

マルチカントリー対応プラグのACアダプタ(65W)が付属する

BRIXはBroadwellのCore i7版

GIGABYTEの超小型ベアボーン「BRIX」にも、Broadwellバージョンの「GB-BXi7-5500」が登場している。こちらの搭載CPUは、2コア/2.4GHz(ベース)/3GHz(ターボ)/15Wの「Core i7-5500U」である。ストレージはM.2ではなく、引き続きmSATAを採用している。グラフィックス出力はHDMIとMini DisplayPort。価格は75,500円前後だ。

GIGABYTEの「GB-BXi7-5500」。BroadwellバージョンのBRIXだ

NUCと違い、mSATAのSSDを利用する。IEEE 802.11acも搭載