Windowsシステム評価ツールの結果については、下表のとおりだ。グラフィックス関連のスコアがやや低めだが、Windows 8.1の快適さには影響しないので気にする必要はない。CPUにモバイル向けのUシリーズを採用していることを考えれば、妥当なスコアといえる。とはいえ平均的なスコアよりは高く、負荷の高い作業も問題なく行える性能だ。

■Windowsエクスペリエンス インデックス(WinSAT.exeの結果)
プロセッサ 7.4
メモリ 7.4
グラフィックス 4.9
ゲーム用グラフィックス 5.4
プライマリハードディスク 5.9

「PCMark 8」では、「Home conventional 3.0」で「2247」、「Creative conventional 3.0」で「2351」と、Core i7搭載PCとしては低めの結果が出ている。詳細を確認してみると、3D性能を計測するゲーム関連のテストで足を引っ張っているようだ。

「PCMark 8」の「Home conventional 3.0」ベンチマーク結果

「PCMark 8」の「Creative conventional 3.0」ベンチマーク結果

「3DMark」でもやはり低めの結果が出ている。グラフィックス機能としてはCore i7-5500U(2.4GHz)内蔵のIntel HD Graphics 5500を利用するため、それほど高い性能は望めないのはやむを得ないところだ。だがそれにしても、この結果は少し低いような気がする。もしかすると常駐ソフトやドライバソフトの影響が出ているのかもしれない。

「3DMark」ベンチマーク結果

「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編」と「ドラゴンクエストXベンチマークソフト Ver.1.10」では、1,280×720ドットの標準画質では問題なくプレイできるものの、1,920×1,080ドットでは厳しい結果となった。解像度と画質を調整すれば、国産の3Dゲームを楽しめそうだ。

「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編」ベンチマーク結果

「ドラゴンクエストXベンチマークソフト Ver.1.10」

実際に「LaVie Desk All-in-one DA970/AAB」を試用したところ、Windows 8.1の操作やTV機能も快適で、特に不満を感じる場面はなかった。筆者としてはもう少しベンチマークの結果が良ければと思うのだが、一般的な利用ではまったく問題ないだろう。前モデルに比べてデザインが洗練されている点もうれしい。個人用としてデスクで使うのはもちろん、家族で共有して使うのにも適したマシンだ。