平面磁界駆動型ヘッドホン「PM-3」は音質追求しながら軽量化

PM-3は、フラットな聴感や均質な位相特性、高速な応答性を特徴とした平面磁界駆動型のアラウンドイヤーヘッドホンだ。同社は、平面磁界駆動型ヘッドホンは大きくて重いという常識をくつがえすべく、従来製品「PM-2」「PM-1」をリリースしてきたが、PM-3はさらなる軽量化を追求。PM-2に比べ約20%軽い、320gの重量を実現した。

平面磁界駆動ユニットの口径は55mm、周波数特性は10~50,000Hz、インピーダンスは26Ω、感度は102dB、装着圧力は5N。

「PM-3」のカラーは、ブラックとホワイトの2色展開

平面磁界駆動ユニットは、一般的なダイナミック型ユニットと違って、分割振動が起こらず、きれいな波形を再現するという

OPPO Digital Japanは同日、都内で発表会を開催。同社の代表取締役 河野謙三氏と、米OPPO Digital プロダクトマネージャーのクリストファー・ヴィック氏がスピーチし、テクノロジー・エバンジェリスト 松浦亮氏が製品説明を行った。

米OPPO Digitalは2004年設立。ヴィック氏によると、カリフォルニア州マウンテンビューの本社は、ESS Technologyと15kmの距離にあり、互いに密接に連携して開発を進めているという。また、米国では直販中心のビジネスモデルをとっており、ユーザーからのフィードバックをすばやく製品開発に反映する機動力が同社の強みのようだ。

国内総代理店をつとめるOPPO Digital Japanは2013年設立の若い会社。代表取締役の河野氏は、「日本の大手メーカーが我々と同じジャンルに参入してきたのは、むしろ喜ばしいこと」と、ハイレゾ市場の活性化を歓迎した。

OPPO Digital Japan 代表取締役 河野謙三氏

米OPPO Digital プロダクトマネージャー クリストファー・ヴィック氏

OPPO Digital Japan テクノロジー・エバンジェリスト 松浦亮氏