噂のフルサイズ機がついにベールを脱ぐ…!?

かねて噂のあった35mmフルサイズ一眼レフ機も、参考出品という形でついにベールを脱いだ。とはいえ、実際には装着されていたsmc PENTAX-FA 31mmF1.8AL Limitedのみが本物で、肝心のカメラ本体は形状検討用のモックアップ。形状からは内蔵フラッシュを持たないことやチルト式モニター装備らしき可能性も伺えるが、この状態ではあくまで推測でしかない。なお、クロップ機能によりDAレンズが使えるようになるとのことなので、レンズマウントに大きな変更はなさそうだ。2015年中の発売を目指して開発中とのこと。

参考出品された35mmフルサイズ機のモックアップを様々な角度から。製品化の状態でもこの形状が生きるとすれば、液晶モニターは645Zと同じチルト式になるかも。クロップ機能でDAレンズが使えること、そして、2015年中の発売を目指して開発中とのこと

一方の技術展示では、カメラやレンズのカットモデル(なんと「PENTAX 645Z」や望遠レンズが真っ二つ!)や、HDコーティングの技術展示もあり、興味深い。

645Zが真っ二つ!

レンズに入った光がどのようにセンサーとファインダーに導かれていくかがよく分かる

K-S2のクリアモデルと、smc PENTAX-DA L 18-50mmF4-5.6 DC WR REのカットモデル。カメラに装着されているのが伸張時、右は沈胴状態

HD PENTAX-D FA 150-450mmF4.5-5.6ED DC AWのカットモデル

HD PENTAX-D FA 150-450mmF4.5-5.6ED DC AWのカットモデル

従来のコーティングを施したレンズを幾重にも重ねた筒(左)と、エアロ・ブライト・コーティングを施したレンズを幾重にも重ねた筒(右)。右の方が圧倒的にクリアなのが分かる

大人気が続く「RICOH THETA」

ワンショット全周パノラマカメラ「RICOH THETA」。すでに発売中ながら、ポップな新色と低価格化、そして最大3分間の360度動画対応といった新要素で人気が沸騰、市場ではバックオーダーを抱えるほどの品薄状態だが、CP+では心ゆくまで触ることができる。特設撮影ブースでの体験撮影も可能だ。

ワンショット全周パノラマカメラのRICOH THETA。市場では入荷待ちとなるほどの人気商品。デザインの美しさとニューカラーがよくマッチしている

3万円台で360度動画が撮影できてしまうTHETAは、様々な分野から注目されている。ブースでは、スマートフォンを装着してHMDとして利用できる「HOMiDO」との連携デモも

THETAの特設コーナーでは360度撮影の体験も可能