WEB翻訳サービスや翻訳アプリというと、テキスト翻訳がメインと思っている方も多いかもしれない。しかし、最近では画像認識でテキストを読み取って翻訳できるアプリが増えつつある。先日も「Google翻訳」が一部の言語のみだがリアルタイムで画像翻訳を行なう「Word Lens」機能を搭載した新バージョンをリリースして話題になった。旅行先などで看板や標識、メニューをチェックするのに役立つ画像翻訳機能。はたしてどのアプリが役に立つのか比較した。
Worldictionary
意味を知りたい単語にカメラをかざすと、その意味がすぐに単語の上と画面右下のウィンドーに表示されるタイプのアプリ。ウィンドーに表示された訳をタップするとオンライン辞書による言葉の解説や使い方も調べることができる。また、リアルタイムでの画像翻訳だけでなく、撮影したフォトから訳したい単語をタップして指定しての翻訳が可能だ。
翻訳エンジンについては「Google」「Bing」「Basic vocabulary」の3種類から選択することができ、翻訳できる言語は22種類。さらに日本語や中国語は横書きだけでなく縦書きにも対応している。ネット環境のない場所での翻訳は別途、オフライン用の辞書をアプリ内購入してインストールすることで可能に。
翻訳できるのが単語のみで文章の翻訳はできないものの、カメラをかざすとすぐに訳語が表示され動作は軽快だ。アプリ名の通り、本や書類などで分からない単語が出てきた時に辞書を引く感覚で調べるのには役に立つだろう。
なお、「Worldictionary」自体は有料だが、1日の翻訳回数やオフライン辞書機能のインストールができないなど機能制限がある無料版「Worldictionary Lite」もあるので、まずはそちらから試しに使ってみるのがオススメだ。