市場シェアは約30%「コスト面で優位」
XYZprinting会長兼XYZプリンティングジャパン代表取締役の沈軾栄氏は、2014年のFDM(熱溶融積層法)式3Dプリンタ市場における自社の位置付けについて、約30%のシェアを持っているとした。
FDM式の3Dプリンタ出荷台数は、2014年10月のGartner分析によると3Dプリンタ全体の出荷台数10,800台のうち99,000台となるが、この99,000台のなかで「ワールドワイド出荷台数から判断すると約30%ほどのシェアをとっている」と話した。
高いシェアの理由として、沈軾栄氏は特にコスト面の優位性を挙げ、今回発表した光造形(SLA)式の「ノーベル 1.0」もFDM方式に引けをとらない価格として、「一般的な光造形式の3Dプリンタより大幅に低価格化した」と自信をみせる。
製品の主な仕様は、本体サイズがW280×D337×H590mm、重量が約9.6kg(レジン500g含む)。主な仕様は、印刷方式が光造形(SLA:stereolithography apparatus)、レーザーが4.5nmUV、樹脂材質が光硬化レジン、積層ピッチが0.025/0.05/0.1mm、最大造形サイズが128×128×200mm。
対応データフォーマットはSTL/XYZ Format(独自)。本体メニューは日本語(カタカナ)。インタフェースはUSB 2.0。消費電力は60W。対応OSはWindows 7以降で、4月にはOS X 10.8以降への対応も予定する。