米マイクロソフトは21日(現地時間)にWindows 10のメディア向け発表会を開催した。Windows 10のコンシューマ向け新機能が紹介されたほか、新たに2種類のハードウェアが発表されるなど、精力的な内容のイベントとなった。詳細についてレポートしていこう。
Windows 10は1年間の無償アップデートへ
予定より1分ほど遅れて開始されたイベントは、同社のテリー・マイヤーソンOS担当副社長が壇上に上がり、Windows 10はデスクトップ・ラップトップからスマートフォンやタブレット、そしてIoTにまであらゆるデバイスに対応し、キーボード、タッチ、マウスなど、あらゆる入力方法を提供する唯一のプラットフォームであるとアピール。そして「Windowsはインターネット上最大のサービスである」とし、Windows 7、8、Windows Phone 8(日本未発売)からのスムーズな移行を推進するため、アップグレードは1年間無償で行われることを発表した。
日本市場ではWindows Phone 8.1端末が販売されていないこともあり、モバイル向けとしては実質、Windowsタブレットのみが対象となる。今回の発表会で公式に触れられたわけではないが、Windows 10にはデスクトップ/ノートPC向け(x86用)と8インチ以下のタブレット/スマートフォン向け(x86/ARM用)があるとされている。ただし、日本で販売されているWindowsタブレットは8インチ以上でもARMプロセッサを搭載していたり(ASUS Vivo Tabなど)、逆に8インチ以下でもAtomプロセッサを採用しているケースもあり、アップグレードの際にどれを利用するのかは、まだ不透明だ。