iTunesで録音データをパソコンに転送可能

ボイスメモで録音したデータはiPhoneやiPad上で再生できますが、場合によってはパソコン上でデータを再生や保存したいという時がありますね。また、長時間録音したデータの場合、容量が重くなってしまうため、メールやメッセージ、AirDropで送るのが難しくパソコンからクラウドストレージにアップしたいなんてことも。

そんな場合、iTunesを使えばボイスメモのデータをパソコンに転送できます。

転送するにはまず、iOS端末を転送ケーブルでiTunesばインストールされているパソコンに接続してiTunesを起動。iTunesでは画面左上にある自分の端末のアイコンをクリックし、画面左のメニューの「設定」内にある「ミュージック」を選択。

すると「音楽を同期」という項目が表示されるので、その中の「ボイスメモを含める」にチェックが入っているかどうか確認しましょう。もし入っていない場合はチェックを入れます。

設定を確認して同期したら、再び画面左のメニューに戻って、「自分のデバイス上」内の「ボイスメモ」という項目を開くと、録音したデータが表示されます。また、データファイルをパソコンで利用したい場合は、パソコン内の「iTunes Media」フォルダ内の「Voice Memos」フォルダを開くとm4aファイルで保存されているので、ここからコピーして使いましょう。

転送ケーブルでつないだ状態で「ボイスメモを含める」にチェックが入っているか確認

iTunesの画面左にあるメニューの「ボイスメモ」をクリックすると一覧が表示される

ファイル名が日時なので分かりづらいが、「iTunes Media」フォルダの中にボイスメモで録音したデータが入っている

iOS 8のボイスメモアプリは音質の変更や複雑な編集といった本格的な機能はないものの、ちょっとした録音で使う分には便利です。普段、ICレコーダーや専用のアプリを使わない方でも、会議の議事録作成やボイスメッセージで使ってみてはいかがでしょうか。