光通信を利用したActivity Tracker「GOCCIA」
重力センサーを用いたActivity Tracker(活動量計)は以前から存在するが、多くはBluetooth Low Energy(BLE)で通信を行う。名前の通り少ない消費電力がメリットだが、少し古いデバイス(主にスマートフォン)だと、BLEをサポートしていない端末が多い。GOCCIAは、カメラ機能を利用する「光通信」でスマートフォンとデータをやりとりする点が特徴だ。
光通信というと高度な技術に思えるかもしれないが、実はシンプル。大半のスマートフォンが持つカメラ(レンズ)の上にGOCCIAを置いてデータ送信できるため、端末をほとんど選ばない。GOCCIAには専用のワイヤレス充電台が付いており、50分間のフル充電で最高10日間も動く。GOCCIA本体は防水設計だ。
スマートフォンと同期中の画面。中央がカメラ画像だ。GOCCIAが発する「光」のパターンを、スマートフォンのカメラが読み取ってデータ化する。カメラとGOCCIAの位置合わせに少しコツがいるようだ。日本語アプリはβ版だったが、近日中に一般公開されるとのこと |
GOCCIAは、すでにアメリカや中国で販売中だ(ヨーロッパ圏も拡大予定)。今回のブースでは、日本語マニュアル付の製品も展示されていたが、販売経路は未定ということだ。
老舗のJawboneは心拍数も取得可能な「UP3」
Activity Tracker(活動量計)を手がけるベンダーとして老舗格のJawboneは、製品ラインナップを拡充し、最上位機種として「UP3」を展示していた。心拍数やバイオインピーダンスセンサー、皮膚/気温にも対応しており、かなりの高機能な製品だ。ただ予定より開発が遅れているということで、会場ではモックアップのみの展示だった。従来のUP24と異なり、ワンサイズでの提供となる。