こたつの組み立てに悪戦苦闘
ではさっそく忘年会! とその前の準備でさっそくつまずいてしまいました。
何度やっても、こたつの脚がキッチリはまらない。ネジを限界まで締めているのにぐらついたまま……。きっと部品不備に違いない! と怒っていたら、編集Kがやってきて一言、「これ、逆じゃん」。
と、さっそく挫折を味わいつつも、こたつの組み立てが完了しました。山善さん、すみません。部品に不備はまったくありませんでした。気を取り直してご飯を炊きましょう。おひつ御膳にはしゃもじと計量カップが付属しています。
そろそろ鍋のだしも取らないと……。と、昆布を入れて「鍋だし作り」コースを選択。あとは放置するだけなので、だしを取ってもらっている間に鍋の具材と焼肉の準備をします。
忘年会スタート! まずはワインを飲もう
ご飯も炊けたので、そろそろ本番。まずはワインをエアレーションの前後で飲み比べてみました。
最初にエアレーションをせずにそのままワインを飲んでみます。みんなは「いや、普通にうまい」と喜びながら飲んでおりますが、筆者の感想は「赤ワインはやっぱり渋い」。ぶどうの皮の味がする……。続いてVinaeraで注いだワインを飲んでみましょう。
グラスにワインを注ぐと泡立っていますが、泡はすぐに消えてしまいます。ひとくち含んでみると、「あ、あれ……? これほんとに同じワイン?」と思いました。大げさだなあ、と思うなかれ。本当に変わりました。もともと冗談半分で「克服できたらいいなあ~」と思っていましたが、実際に克服できて筆者が一番驚いています。なんだ、赤ワインっておいしいじゃん。
エアレーションする前も「おいしい」と言って飲んでいた他の編集部員からは「味がまろやかになった」「飲みやすくなった」「香りがよくなった」とのコメントをもらいました。
飲んでばっかりではなく、鍋に具材を投入して肉も焼き始めます。鍋はIHだから火加減も難しくなく、調整もラクです。だしが取れているのか心配でしたが、ちゃんと鍋になっていました。ほとんど手間もかかっていないのに「鍋うまい」「やっぱ鍋最高」と評判も上々で、コスパの良さにあらためて感服です。だしの取り方に関するイロハがわからない素人でもこんなに簡単にだしをとれてしまうことに驚きました。
陶板焼きは「65度」を保ちながら肉を焼いてくれるので、焼肉屋さんでよくある「炭と化した肉」の失敗はないようで安心。炭火焼きのような「ジュージュー感」はないですが、家庭での焼肉であんまり煙が出ても困りものですからね。
ちなみに陶板が汚れても濡らしたキッチンペーパーで拭き取るとするりと取れます。赤身の多い肉をあえてチョイスしましたが、肉は確かにやわらかい。火はしっかり通っているけど、やわらかさも保っています。個人的にはエリンギのおいしさに打ちのめされました。
忘年会でご飯を炊く、と主張した際には「ご飯いらないだろ、何言ってんの?」と冷たくあしらわれましたが、実際に食べてみると「ご飯がなくちゃね」という結論に。ご飯はしゃっきりした食感で、うまみがしっかり感じられる炊きあがりでした。
家電トークに花開く
お腹がいっぱいになった後は、今年を振り返ってあんなことがあった、こんなことがあった、と談話。そんなこんなで話題は「新年会はどんな家電を試すか」に移り、ああでもないこうでもないと盛り上がったのでした。