ベンチマークで性能をみる
ここからはベンチマークで性能をチェックしよう。テスト機の仕様は、CPUがCore i7-4510U、メモリが16GB、ストレージが256GBのM.2 SSDとほぼ最高といえる構成となっている。
使用したのは、総合ベンチマークソフト「PCMark 8」で、テストに用いたワークロードは「Home coneventional」。Core i7といっても省電力で2コア4スレッドなので、それほど高い数値ではないが、不満を感じることはほとんどないだろう。また、負荷がかかると背面の排気口から冷却ファンの音が漏れてくる。うるさいというほどではないが、静かな場所だと多少気になるかもしれない。
また、ストレージの転送速度を測る「CrystalDiskMark」では、ランダムリードが500MB/秒に迫るとかなり高い数値となった。ちなみに、搭載されているM.2 SSDは「LITEON IT L8T-256L9G」。カタログスペックでは、シーケンシャルリード/ライトが520MB/秒、440MB/秒となっており、それに近い実力が発揮されている。
最後にバッテリ駆動テストも実行した。BBenchを使用し、Windows 8.1の電源プランを「バランス」設定にし、10秒ごとにキー入力、1分ごとにWeb巡回を行う条件で測定したところ、約7時間15分という結果となった。JEITA測定法1.0によるカタログ値は9.4時間、JEITA測定法2.0で6.8時間となっているため、ほぼスペック通りの結果が出ているといえる。これならば、1日安心して持ち運べるといっていいだろう。
軽量で持ち運びしやすく、基本スペックも高く、パーツの選択肢も幅広いと様々なニーズに応えられる汎用性の高いモバイルノートだ。それだけにディスプレイの解像度がフルHDに届いていないのが残念だが、軽くて使いやすいモバイルノートを求めているならチェックして損のない一台といえる。