iPhone 6とPlusにも搭載されているiOS 8。初めてのスマートフォンとして、またはAndroidからの移行でiOS端末を使い始めたという方も多いかと思います。この連載では、初めてiPhoneを利用する方に役立つ基本的な使い方とお役立ち情報を紹介していきたいと思います。今回は「コンパス」について。

アプリを起動すると出てくる円とボールは何?

方位が分かるコンパスはアウトドアで利用されることが多いですね。iOS 8に搭載されているコンパスアプリももちろん山歩きなど外でも利用できますが、傾きを検出する機能もあるので工作や日曜大工にも活用が可能です。では使い方を説明していきましょう。

コンパスアプリを利用する上でまず必要なのが「干渉補正」。アプリを起動すると、赤いボールを円に沿って回転させる画面が時々出てきますが、あの画面がそうです。 コンパスアプリではiOS端末内の磁気センサーを使って方角を測定・算出しますが、周囲の磁気に干渉されてしまうため、補正画面でボールを円状に転がすことで磁気センサーを調整する必要があります。

干渉補正は端末を傾けてボールを円状に転がすだけなので難しくありません。画面に表示されている円の内側と外側両方を白い線で埋めれば終了で、コンパスアプリの通常画面に移行します。

干渉補正画面。コンパスアプリ以外にも磁気センサーを利用するアプリでこの画面が出てくることも