付属ソフトウェアとしては、写真印刷や文書のスキャンを行なう統合ソフト「ControlCenter4」や、各種機能を手軽に呼び出せる「Brother Utilities」などが用意されている。

写真や文書の管理、加工を行なう「ControlCenter4」。視覚的な操作が可能な「Homeモード」(写真左)と、詳細な設定に対応する「Advancedモード」(写真右)が用意されている

サードパーティ製ソフトは3種類だ

J4220Nのプリンタドライバ

実際の印刷速度を計測してみたところ、以下のような結果となった。A4カラーコピーは7.28秒とかなり速く、モノクロでも試してみたところ5.71秒という結果に。文書コピーについては、家庭向けインクジェット複合機ではトップクラスだ。

写真印刷は遅かった。カタログ上の公称値としてはL判フチなし印刷で14秒とされているが、何度か試してみても1分半をちょっと下回る結果だった。もしかすると、試用機になにか不具合が発生していたのかもしれない。

■コピー機能(本体の機能を利用)
A4普通紙カラーコピー 7.28秒(標準品質)
A4普通紙モノクロコピー 5.71秒(標準品質)
■ダイレクト印刷(SDメモリーカード)
L判フォト用紙フチなし写真印刷
(前面の給紙トレイを使用)
1分25秒(標準品質)
■アプリからの印刷
インクジェット用はがきフチなし印刷
(前面の給紙トレイを使用)
1分39秒(標準品質)

スキャン性能については、標準品質でも問題ない範囲だ。前モデルに比べて光学解像度がダウンしているが、紙焼き写真の取り込みや文書のデジタル化にも十分使えるレベルだと感じた。

J4220Nのスキャナドライバ

J4220Nの標準品質で印刷した写真を、300dpiでスキャンした結果。あくまで参考程度に考えていただきたい

A3印刷とADF、そして大容量の給紙トレイに対応したJ4220Nは、かなりコストパフォーマンスの高いモデルだといえる。印刷のコストも安く、さらにA4コピーの速度も非常に速いので、大量の文書を安く印刷したい人におすすめだ。