さて、各社のVoLTEサービスについて紹介してきたが、キャリアごとに提供サービスが大幅に違っているのが分かるだろう。他社に先行してVoLTEを提供しているドコモ、データ通信を活かしたサービスが豊富なau、幅広い層での高音質通話利用を目指すソフトバンクと三者三様だ。

NTTドコモ au ソフトバンク
サービス開始日 提供中 提供中 12月下旬か
利用のための手続き 設定アプリで通話モードを追加 対応機種ならそのまま利用可能 VoLTEオプションに加入
対応機種 GALAXY S5 ACTIVE SC-02G
GALAXY Note Edge SC-01G
ARROWS NX F-02G
XperiaTM Z3 SO-01G
AQUOS ZETA SH-01G
XperiaTM Z3 Compact SO-02G
Disney Mobile on docomo SH-02G
GALAXY S5 SC-04F
XperiaTM Z2 SO-03F
AQUOS ZETA SH-04F
ARROWS NX F-05F
AQUOS PAD SH-06F
XperiaTM Z2 Tablet SO-05F
isai VL
URBANO(V01)
AQUOS CRYSTAL X
AQUOS CRYSTAL
通話以外のサービス ビデオコール
高速マルチアクセス
シンクコール
画面シンク
カメラシンク
位置シンク
手書きシンク
ボイスパーティー
超高速データ通信

ただし、現在はVoLTEで通話できるのは同じキャリア同士のみで他のキャリアは利用できない、という問題がある。また、iPhone 6とiPhone 6 Plusは仕様としてはVoLTEをサポートしているものの、残念ながら各社とも現時点では利用できない。

auもソフトバンクも、今後発売されるスマホはドコモのようにVoLTE対応が当たり前になることが予想されるが、これまでの電話やIP電話の音質に不満がある、電話しながらスマホ操作したいという方は、VoLTEの利用を視野に入れた機種変更やプラン変更をするのが良さそうだ。