モバイルバッテリーでも動作可能な驚きの省電力
最後にちょっとした実験をしてみよう。MS-NH1はタブレットOCなどと同様、2Aの電源供給で動作している。ということは、モバイルバッテリーでも動く可能性が高い。試しにDC 5V/2.1A出力が行えるモバイルバッテリーを接続してみたところ、問題なく動作が行えた。ついでにDC 5V/1Aのバッテリーも試してみたが、こちらは起動できず。供給されているかのようなわずかな挙動ののち、電源が落ちてしまった。なおモバイルバッテリーでの動作は公式に動作を保証されたものではない。不安定な電源供給によりデータが破損するといった可能性も考えられるので、利用時はしっかりと付属のACアダプターを利用しよう(ただし、自己責任で)。
2.1A出力が行えるモバイルバッテリーをmicroUSB端子に接続したところ、無事Windowsを起動することができた |
1A出力のモバイルバッテリーでは一瞬ランプが光った後、一切反応が無かった。破損の危険性があるため実験はここまで |
何に繋ぐ? どう使う? いままでにない利用方法が考えられるスティック型PC
Windows搭載機としては過去に類のない小型サイズで、衝撃のデビューを果たした「m-Stick」シリーズ。購入してすぐに便利に使えるという手軽さがある一方、その小型化により性能的な代償も小さくない。しかし逆にそこがハードウェア好きの心をくすぐる部分でもあるのではないだろうか。そのサイズを活かした本機の用途は、思いつくだけでもさまざまだ。家族のブラウジング用としてテレビに接続するもよし、音楽再生用にAVアンプに接続するもよし。また大型ディスプレイを簡単にデジタルサイネージ化したり、プレゼンテーション用スライドの再生機としてプロジェクターに差し込んでおくなど企業ユースの使い方も考えられる。マウスコンピューターは今後もm-Stickシリーズを継続していく方針で、将来的にはハイエンドな製品を発売する計画もあるという。まずはこのMS-NH1で使い勝手を試しつつ、利用方法を模索してみてはいかがだろうか。