変換精度は?
まず、変換精度。メモアプリで文章を打ち込んでみたが、変換精度は高く、なかなか優秀だと感じた。たとえば「暑い」のように複数の漢字候補がある変換の場合、その前の単語で変換を判断しているようで、「夏は暑い」に続けて「体が熱い」と打ち込んでも、前の変換に引っ張られず正しく変換された。ただし、「体は暑い」の場合は「暑い」になるなど、多少変換は揺れるようだ。もちろん、変換に関しては学習していくため、使い込めばどんどん最適化されていくだろう。
……もっとも、変換に関してはかつてダメダメだった標準のキーボードも今は十分に優秀で、差は感じない。
続いて、Yahoo!キーボードならではの特徴について。ひとつずつ見ていこう。
スワイプで英字/数字キーボードを切り替え
標準のキーボードでは地球儀アイコンを押して切り替えていた英字/数字キーボードへの切り替えを、左右のスワイプで行うことができる。地球アイコンはかなり小さくて押しにくいし、スワイプの方が切り替えを行うインターフェースとして直感的だ。
慣れてしまえば、こちらの方が使いやすいと感じたが、逆に慣れないうちは切り替えスワイプが誤爆になりやすい。コツとしては、フリックキーパッドの中央3行(「あ」「か」「さ」)の上ではなく、画面左右の「123」と「×」の行からスワイプをスタートさせることだ。また、弾くよりも、引き出すようにぬるっとスワイプした方が誤爆しにくいと感じた。
また、上下スワイプで大文字小文字や記号の種類を変更できるのもかなり便利。標準キーボードではボタンで切り替えていた部分だが、こちらの方がわかりやすい。