iOS向け「Yahoo!キーボード」は使えるアプリか? - 標準キーボードと使い勝手を比べる

ヤフーがiOS 8向けにリリースした無料のキーボードアプリ「Yahoo!キーボード」。スワイプで英字・数字キーボードに切り替えたり、約100種類の多彩なテーマからデザインを選んでキーボードを着せ替えられたりといった特徴を備えているが、実際の使い勝手はどうなのか。さっそく使ってみることにした。

「Yahoo!キーボード」を使い始めるまで

「Yahoo!キーボード」を入れる手順は次の通り。アプリをダウンロードしたら、「設定」アプリを開く。「一般」から「キーボード」をタップし、さらに「キーボード」をタップ。「新しいキーボードを追加」を選択すると、「Yahoo!キーボード」がリストにあるので、タップして選択する。ここで「フルアクセスを許可」をオンにすれば完了だ。

「フルアクセス」とは、入力した文字情報をすべて開発元に転送することを許可する、ということ。オンにすると、「キーボードを使って入力したクレジットカード番号などの個人情報が送信される可能性がある」という警告が表示される。セキュリティ面で多少の不安はあるが、これについては「入力した文字が外部に送信されることはありません」というYahoo!の主張を信頼する他ない。ここを許可しない場合、通常の入力機能は利用できるが、キーボードの「着せ替え機能」と「ユーザー辞書」を利用できなくなってしまう。

さて、キーボードを使えるようにしたところで、今度はYahoo!キーボードならではの「着せ替え」を設定しよう。Yahoo!キーボードアプリを起動すると、カラフルな画面が表示される。これがキーボードの「テーマ」だ。その数、実に約100種類。「See All」か右端の「+◯ more」をタップして、全種類見ることができる。気になるテーマを選ぶと、プレビューが表示される。好きなものを選ぼう。カメラロールから写真を選んで背景にすることも可能で、その場合は写真を動かして好きな部分を使うことができる。カスタマイズの自由度の高さは、他のキーボードアプリにない特徴だ。

とはいえ、キーボードの本分はフリック入力とタイピングの心地よさである。実際に使ってみよう。