ポータルが多い繁華街ではレベル1初心者でも大活躍
初リンクの興奮が冷めやらぬまま、原宿に続いて筆者が向かったのは赤坂。どうして赤坂にしたのか、というと、以前よく赤坂で仕事することが多かったので多少土地勘があるのと、あと赤坂にオープンした台湾のチェーン店で名物の牛肉麺を食べてみたかったから。
「食べ物で決めるのかよ。ゲームはどうした?」と思われそうだが、ゲームをプレーしながら街歩きが楽しめるのがINGRESSの魅力だ。食べ物目当てで転戦先を決めるのはアリだろう。
そんな理由で決めた赤坂だが行ってみて正解だった。というのも、ポータル数が圧倒的に多いのである。数十mほど歩けば新しいポータルに遭遇するという状態。
また両勢力の攻防が激しいらしく、ポータルの取り合いをしているため、レゾネーターが刺さっていないポータルやリンクがつながっていないポータルが多数。つまり初心者でもデプロイやリンクのチャンスが多い、ということだ。実際、ポータルに行ってデプロイとリンクを繰り返したところ、レベル1だったのがあっという間にレベル3直前に。
レゾネーターを設置する「デプロイ」とポータル同士をつなぐ「リンク」は、プレーヤーレベルが低くても簡単にできて楽しいし、また稼げるAPも多くレベルアップにつながるので、ゲームを始めたばかりの人でもぜひ積極的に進めていきたいところだ。
現実とゲーム世界の違いもINGRESSの楽しみ
この日、最後に筆者が行ったのは「おばあちゃんの原宿」として知られる巣鴨。ここならあまり激しい攻防に巻き込まれず自分のペースでプレーできそうに思ったのだ。 しかし、実際に現地に行ってみたらその思惑は外れた。巣鴨では激しい抗争を繰り広げられており、中心部の地蔵通り商店街では味方陣営が敵に駆逐される真っ最中だったのだ。現実の平和そうな巣鴨と画面の中のシリアスな状況のギャップに恐れをなす筆者。もっとも、このギャップもゲームの楽しいところである。
筆者のように当てずっぽうで行きたい街を転戦するのもアリだが、もし綿密に計画を立ててプレーしたい場合、INGRESSの公式サービス「Intel Map」をチェックするのがオススメだ。この「Intel Map」は、Webブラウザで広い範囲のポータルの分布や勢力圏が見られるので、どういう風にポータルを攻略していくかやルートも決めやすい。
INGRESSは初心者に敷居が高そうなゲームに思えるが、「何をやればいいのか」が分かれば実はこれほど簡単なゲームはない。ただし、このゲームはプレーする場所にポータル数が多いほどゲームの楽しみが増すため、初心者こそ地元ではなくポータルの多い街に出てプレーした方が良さそうだ。
大人になるとつい運動の機会を逃しがちだが、INGRESSは疲れていても次のポータルへと歩いてしまいたくなるゲーム。ぜひ、運動不足解消に役立ててみてはいかがだろうか。