アマゾンジャパンが先月29日に披露した新製品。タブレットはFireHDの6インチモデルと7インチモデル、新Fire HDX 8.9、電子書籍リーダーは新Kindle、Kindle Voyageと全5製品が登場した。それぞれ魅力あるデバイスだが、今回はFire HD、Kindleそれぞれの最上位モデルであるFire HDX 8.9とKindle Voyageを取り上げて、ファーストインプレッションをレポートしていきたい。
映像の鑑賞やゲームにも適したFire HDX 8.9
まずはFire HDX 8.9から。新機種は、2.5GHzクアッドコア・プロセッサーを搭載し、またアマゾンによるとグラフィックエンジンが70%速くなっているとのこと。また、Fire HDXとして初めてDolby Atmosを搭載。Dolby Atmosとは、立体的で包み込まれるようなサウンドを表現する音響技術だ。アマゾンの端末というと、電子書籍を読むのをメインの目的に考える方も多いかと思うが、新しいFire HDX 8.9は映像の鑑賞やゲームでも滑らかで美しい画面や迫力のサウンドが楽しめる。
またもちろん、電子書籍デバイスとしても見やすさが向上している。画素密度が339ppiと高く、細かい図版やサイズが小さいフォントも精細に再現。さらに、100% sRGBとダイナミックライトコントロールによって、様々な光の環境の中でも本の色をより本物のように表示が可能だ。