曲面有機ELディスプレイ採用のスマートウォッチ「ASUS ZenWatch」

「ASUS ZenWatch」は2014年9月にドイツで開催したIFA 2014で発表されたスマートウォッチで、ディスプレイにゆるやかにカーブした1.63インチの曲面有機EL(AMOLED)を採用。ベルトはイタリア製本革を用いて、従来の腕時計のようなフォルムと装着感を目指したという。一方で操作はタッチパネルのみで、競合他社のスマートウォッチで搭載するような竜頭はない。IP55の防塵・防水機能を備える。

ZenWatchを身につけたシー氏

Android 4.3以降を搭載した端末とペアリングし、端末側に届いた着信やメール、SMSの新着メッセージなどを手元で確認できるほか、スマートフォン側のカメラをリモートで操作することも可能。

また、本体に電子コンパス、加速度センサ、ジャイロセンサと心拍数センサを搭載する。歩数や心拍数、リラックスレベルを測定し、日時や週次でデータをまとめて表示する健康管理アプリ「Wellness」も利用できる。

時計の文字盤は豊富に用意

ペアリングはBluetoothで行う

カメラのリモート操作や健康管理アプリを搭載する

このほか、プレゼンテーション時のリモコンとして使える「Presentation Control」、ディスプレイを手で覆うことで、着信音やアラームをミュートできる「覆ってミュート」機能、ZenFone 5とASUS ZenWatchで互いに呼び出し音やバイブレーションで、位置を知らせる「電話を探す」機能などを搭載する。

ASUS ZenWatchは11月下旬より発売し、店頭予想価格は税別29,800円前後。詳細な仕様は以下を参照してほしい。なお、2014年10月28日から2015年1月31日まで、「ZenFone 5」と「ASUS ZenWatch」を同時に購入すると合計金額から5,000円を値引きするキャンペーンも合わせて実施する。

ZenWatchの価格は税別29,800円前後を想定

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ASUS ZenWatch

イタリア製レザーを使ったバンドはツールレスで取り外し可能。交換用バンドなどの提供はまだ未定だが、22mm幅のバンドに対応し、ユーザー側で交換もできそうだ

本体裏と表面の脇に心拍数センサを搭載して、計測できる

スマートフォンと連係して、ウォッチ側で測定したデータを集計できる