NECパーソナルコンピュータ

引き続き、PCメーカー各社による授業が始まった。トップバッターはNECパーソナルコンピュータで、重点的にLaVie Uを紹介。CPUにIntel Core Mを採用し、薄型タブレットとしても、キーボード付きのノートPCとしても使える2in1形式の製品だ。

1限目の先生はNECパーソナルコンピュータの木村氏

秋冬モデルの中から、11.6型で2in1タイプのLaVie Uを紹介

これまで薄型軽量ノートPCのLaVie Zと、タブレットのLaVie Tab Wを発売していたが、両方のバランスを取って開発されたのがLaVie Uと紹介。小型ながらフルHD IPS液晶を搭載し、ストレージもeMMCではなくSSDを搭載しているので高速だという。

Officeに関しても言及し、Webブラウザからの右クリックで表示画面をOneNoteに送る「Webクリップ機能」をチョイス。気になるWebページを記録しておくと、必要なときに検索してすぐに見つかると紹介。

Officeの多彩な機能の中で学生へのおすすめとして、OneNoteのWebクリップ機能が便利とアドバイス

東芝

休憩ののち2時間目がスタート。先生は東芝の杉野氏にバトンタッチした。東芝はノートPCの新モデル全般と、そこに組み込まれている技術について解説。

2時間目の先生は東芝の杉野氏

東芝のOffice Premium搭載機種は、10月17日から全国一斉販売と、対応の早さをアピール

東芝はPCだけでなく、TV、HDD、NANDフラッシュを製造する稀有な会社であり、これらの技術力をトータルに生かした製品づくりを行っているという。例えば、液晶テレビのレグザで録画したものをリモートで視聴できるTVコネクトスイートを搭載したり(対応するレグザのみ)、HDDとNANDフラッシュのいいとこ取りをしたハイブリッドドライブの採用を秋冬モデルで拡大した。ハイブリッドドライブについては、900枚(約10GB)の写真データをサムネイル表示する平均時間(5回計測)が、一般的なHDDと比較して約1/9も短いという。

また、Office 365サービスの解説動画を、東芝PCのマスコットキャラクター「ぱらちゃん」を起用して10種類用意したという。新しいモノを積極的に投入する姿勢も示し、一例として未発表のWindowsタブレットをチラ見せしていた。

東芝は新しいものを積極的に取り上げますというスライドと、「未発表のタブレット」。Encore Miniか?

富士通

3時間目は富士通の近上氏と寺田氏が登場。プレゼンを見せるスタイルは生徒も飽きるだろうとして、実演中心の説明を行った。

3限目の先生は富士通の近上氏

オールインワンPCのデモンストレーションは、先生が製品を持ちながら話すのはムリと、助手として寺田氏が加わった

富士通は、オールインワンPCの「FMV ESPRIMO WH」を持ち込んだ。液晶画面の位置を3スタイルに変更でき、そのためにアジャストスライダーを新規に開発。スムーズで軽いポジション変更と、タッチペン入力時もぐらつかないところがポイントだ。液晶そのものは5kg弱あるが、スライダーに内蔵された二種類のバネを使うことで、体感的には80%軽いイメージになるとのこと。生徒を呼んで、画面ポジションの変更などを試してもらっていた。

FMV ESPRIMO WHのアジャストスライダーをカミィさんが体験。まず、ディスプレイと同じぐらいのコメ袋を持たせてから…

実際にディスプレイの向きを変えてもらって軽さを体験

Windows PC初となるIntel RealSenseを搭載。左に見えるカメラ映像と同じような顔つきを、右の漫画調の女性が演じる。距離も分かるので、本人がディスプレイに迫ると、画像も迫る