米Googleは15日(現地時間)、Androidの最新バージョン「Android 5.0(Lollipop)」を発表した。また、「Android 5.0」搭載のスマートフォンとして「Nexus 6」(モトローラ製)も合わせて発表している。本稿では、「Nexus 6」と「Nexus 6」の前機種「Nexus 5」(LG製)をスペック面から比較し、どのような点で進化しているのか検証したいと思う。
Android 5.0を迎え入れるにふさわしいスペックの「Nexus 6」
まずは、OSやCPU、メモリを比較してみよう。
機種名 | Nexus 5 | Nexus 6 |
---|---|---|
発売 | 発売中 | 未定 |
OS | Android 4.4 | Android 5.0 |
CPU | Qualcomm Snapdragon 800(クアッドコア2.26GHz) | Qualcomm Snapdragon 805(クアッドコア2.7GHz) |
内蔵メモリ(RAM) | 2GB | 3GB |
ストレージ(ROM) | 16GB/32GB | 32GB/64GB |
外部ストレージ | × | × |
比べてみると、全ての面で「Nexus 6」が勝っている。CPUやメモリも、2014年冬モデルとして発売されるスマートフォンの中でもトップクラスのものを搭載している。Googleが「Android史上最も意欲的なリリース」だという「Android 5.0」を搭載するにふさわしいハイスペックと言えるだろう。
ただし、「Nexus 6」もこれまでの「Nexus」シリーズ同様SDカードスロットは搭載していない。だが、「Nexus 6」では64GBモデルも用意されたことで、容量不足に関する悩みも解消するかもしれない。