発表会の最後に、質疑応答の時間がもうけられた。電子マネーによる決済サービスが増えている昨今、LINE Payを開始する狙いについて聞かれると、出澤剛氏は「様々なサービスが話題となっているこの機会をチャンスと捉えている。差別化のポイントは、メッセンジャーと決済機能がくっついていること。全てのOS、キャリアで利用できる点も、競合するサービスとの差別化になる」と回答した。

LINE MUSICについて、具体的に教えてくださいという質問に舛田氏は「音楽配信における革新的なサービスになっている。いまは、まだお話できない。パートナー2社と力を合わせて、日本モデルをつくりあげていく。具体的な内容は、あらためて発表の場をもうけたい」と回答するにとどまった。

質疑応答で、記者団の質問に回答する森川亮氏ら

アカウントの乗っ取りが問題になったが、LINE Payのセキュリティはどのようになっているのか、という質問に森川氏は「PINコードの設定を必須にした結果、乗っ取りによる被害は減っている。今後とも、最大限のリソースを注力して被害をなくしていきたい」とした上で、「LINE Payでは2段階認証を導入する。自分で設定を完了した、自分のスマートフォンからのみ決済できるようにするなどの工夫をしていく。セキュリティは2重、3重にかけていく」と説明した。

(記事提供: AndroWire編集部)