スマホはスペック重視から使いやすさ重視の時代に

富士通 モバイルフォン事業本部長の高田克美 執行役員は、NTTドコモ向けに提供するモバイル製品について説明した。

富士通 執行役員 モバイルフォン事業本部長 高田克美氏

「従来のITは、企業での利用が進化を牽引してきたが、スマホはコンシューマが牽引している。また、従来はスペックが先行しがちだったが、いまは、使いやすさが中心になってきた」と現状を分析。「富士通はヒューマンセントリックテクノロジーにより、使いやすさを実現していくことが特徴。セキュリティ技術を例にとれば、生体認証の指紋センサーやパスワードマネージャーなどがあり、安心、安全の課題を解決できる」とした。

スマホビジネスにおけるトレンド

また、「開発力や開発スピードを磨き、成長領域へと取り組んでいく。これにより、幅広い顧客が心地よく使える商品、サービスを提供しつづける」と語り、具体的な例として、10数年にわたって築き上げてきたらくらくホンシリーズによる安心、安全で楽しい利用シーンの実現を挙げた。

スマートフォン新製品については、高精細WQHDディスプレイ、高速ダウンロード対応、長時間の電池駆動、ATOKによる日本語変換といった機能の搭載。タブレット新製品ついては世界最軽量の実現や、屋外でもきれいに見える有機ELディプレイを紹介し、「コンシューマビジネスにおいてベースになるのは、高い品質の製品を投入すること」とした。

WQHD解像度のディスプレイを搭載した「ARROWS NX F-02G

世界最軽量を実現した「ARROWS Tab F-03G」

「F-03G」は有機ELディスプレイを採用

らくらくホン新製品の特徴

新製品3モデルそろっての水没デモ。すべて防水対応だ