セールス・オンデマンドは26日、ロボット掃除機「ルンバ」、床拭きロボット「ブラーバ」、空気清浄機「ブルーエア」、エデュケーショナルロボット「Romo(ロモ)」の製品説明会および体験会を報道関係者向けに開催した。ルンバを8年ほど使用している家電コーディネーター・戸井田園子氏を交えたトークセッションも行った。

「ルンバ」と「Romo」のコラボ(?)

ずらっと並んだ空気清浄機「ブルーエア」

セールス・オンデマンドは、iRobot、Blueair、Romotiveなど海外メーカーの日本総代理店を務める。説明会では、iRobotのロボット掃除機「ルンバ」と床拭きロボット「ブラーバ」、Blueairの空気清浄機「ブルーエア」、子ども向けエデュケーショナルロボット「Romo」が登場。それぞれの製品担当者である3名が登壇し、製品を紹介した。

「マイナス → ゼロ」の作業はロボットにやってもらう

iRobot製品を紹介したセールス・オンデマンド 徳丸氏

まずはじめに、セールス・オンデマンド 取締役 経営企画本部 徳丸順一氏が登壇し、iRobotの製品「ルンバ」と「ブラーバ」の説明を行った。iRobotの「ルンバ」は、今やロボット掃除機の代名詞ともいえる存在だ。iRobotは「ルンバ」「ブラーバ」以外にも多様なホームロボットを海外で提供している。それらはすべて「3Dコンセプト」というものに基づいて開発された。3Dコンセプトとは、「Dull(つまらない)」「Dirty(汚い)」「Dangerous(危険)」の3要素を伴う作業はロボットに担当してもらおう、というもの。掃除や食器洗い、洗濯などの"マイナスをゼロに戻す"作業はロボットに任せて、空いた時間で人間は料理などの"ゼロからプラスを作り出す"作業をすればよい、という考え方だ。

ルンバの日本における認知率は93%と非常に高く、シェアもNo.1を誇る。「ルンバ」に限らず、ロボット掃除機の所有意向、満足度は他の家電製品に比べて最も高い。さらに徳丸氏は、部屋の仕様を「ルンバ」が掃除しやすいよう"Roombable(ルンバブル)"に変えるユーザーや、「ルンバ」の掃除した軌跡を芸術と見なす「Roomba-Art」というジャンルの出現など、「ルンバ」が生活に大きな影響を与えている事例も紹介した。

続いて、床拭きロボット「ブラーバ」を紹介した。「ブラーバ」は、2014年7月1日に日本での発売が発表された製品。「NorthStarナビゲーションシステム」による規則正しい経路で、前後にちょこちょこと細かく動きながら丁寧に拭き掃除を行ってくれる。運転音は非常に静かで、実際に徳丸氏は夜寝ている間に稼動させるという使い方をしているそうだ。

多様なホームロボットを提供しているiRobot

「3Dコンセプト」

マイナスからゼロに戻す作業はロボットにやってもらおう!

購入意向・満足度ともにトップはロボット掃除機

「ルンバ」が掃除しやすいように部屋や家具を変える"Roombable"という造語が発生

「ルンバ」の掃除の軌跡を追った「Roomba-Art」の一例

「ブラーバ」では、専用のクロスのほかに市販の使い捨てタイプもセットできる