ペンツール描画時のプレビュー

CC 2014では、ペンツールによる描画機能が強化されました。ペンツールの描画時に、次に描画される線がカーソルに追随してプレビューされるようになっています。

ペンツールでの描画時に、次に描画される線がプレビュー表示される

従来のように、プレビューを非表示にするには[環境設定]ダイアログボックスの「選択範囲・アンカー表示」の「ペンツールのラバーバンドを有効にする」のチェックを外してください。

曲線のより精密な描画が可能に

ペンツールでは、アンカーポイントを作成する際にドラッグすると、両方向にハンドルが伸びるスムーズポイントとなります。このときのハンドルは、ドラッグした方向と、その反対側に向けて同じ長さの1対になります。

CC 2014では、ドラッグ時にcommandキー(WindowsではCtrlキー)を押すと、ドラッグする側のハンドルだけを伸縮できます。この機能の追加により、曲線をより精密に描画できるようになっています。

ペンツールでスムーズポイントを作成して描画する際、commandキー(WindowsではCtrlキー)を押して、ドラッグ側のハンドルだけを伸縮できる

2つのハンドルを持つコーナーポイントからスムーズポイントへの変換

異なる方向のハンドルを持つコーナーポイントをスムーズポイントに変換するには、アンカーポイントツールでドラッグする必要がありました。CC 2014では、スムーズポイントに戻したい側のハンドルを、アンカーポイントツールでoptionキー(WindowsではAltキー)を押しながらクリックするだけで、ハンドルが両方向に一直線に伸びるコーナーポイントに変換できます。

アンカーポイントツールでoptionキー(WindowsではAltキー)を押しながらクリックすると、コーナーポイントに変換できる

ハンドルのスナップ解除

[表示]メニューの[グリッドにスナップ]や[オブジェクトにスナップ]をオンにしているとき、アンカーポイントの作成位置はグリッドやオブジェクトにスナップされますが、ハンドルがスナップされることがなくなったため、自由に曲線を描画できるようになりました。

パスを閉じる際の機能向上

スムーズポイントで描画開始したオブジェクトに対してパスを閉じる際、開始点をドラッグするとスムーズポイントとなり、連動する1対のハンドルが表示されます。そのとき、optionキー(WindowsではAltキー)を押すと、ハンドルが連動せずに、最後の曲線側のハンドルだけを制御できます。