iOSの連絡先アプリはどれが使えるのか? 標準アプリと人気のアプリ2本を機能面から徹底比較

電話やメールのやり取りに欠かせないのが、相手の電話番号やメールアドレスを登録する連絡先アプリ。iOS 7の標準アプリはFaceTimeのアドレスも登録できて、住所から地図を表示するなど便利だ。しかし、一方で登録件数が多くなったり、SNSの友達リストを読み込んでしまうと、リストがゴチャゴチャになって目的の相手を探しづらくなるという不満も。

標準アプリだけで便利に使える人もいれば、使っているうちに「連絡先内のデータを見やすく整理できないか」と悩む人もいるかもしれない。今回は標準の連絡先アプリと、人気のアプリ「連絡先+」「Simpler Pro」をそれぞれ機能や使い勝手の面から比較していきたい。

標準アプリ(iOS 7)

電話やメールを利用する時に使う機会が多いiOSの連絡先アプリ。同アプリのほか、電話アプリやメールアプリなど他のアプリから起動して使えるようになっている。iOSの標準アプリはどれも、他のアプリとの連携に優れているのが強みで、連絡先アプリも例外ではない。電話やメールだけでなく、FaceTimeのアドレスやGame CenterやFacebookメッセンジャーなどのアカウントも登録できるなど、他のアプリとの連携機能が高く便利だ。

また、iCloudやiTunesといったAppleのサービスや製品と併せて使えるという点もポイントだろう。iCloudを使って連絡先の編集やグループ分け、他のiOS端末やMac、PCとの共有が可能だし、iTunesを使えば連絡先のバックアップを残せる。

さらに登録した連絡先は、メッセージ、メール、AirDropで送信できるので、よくある「ちょっとあの人の電話番号を教えて」という状況でもすぐに対応できる、iOS7から追加された着信拒否機能が簡単に設定可能など、かなり使い勝手が良い。

しかし残念なところはiOS端末から連絡先データを見やすく整理できないところだ。iCloud上でグループ分けはできるがモバイルアプリでは反映されない。相手を探す時は検索ウィンドーを使って対応するかあらかじめお気に入りに入れておくしか方法がない。