Microsoft Office 2013もついてお得!
ショップブランドのマシンだけに、プリインストールされているアプリケーションは多くない。ごく基礎的なものと、セキュリティ対策アプリケーションが入っているくらいという印象だ。
そこに、標準でMicrosoft Office 2013 Home and Businessが用意されている。たくさんのユーティリティは必要ないと考えるユーザーでも、Officeだけは欲しいという人は多いだろう。プリインストールされているアプリケーションの数は少ないが、必要なものはしっかりと揃った環境が用意されている状態だ。端末にOfficeが搭載されていて、3万9,980円というのも魅力的である。
安価なモデルとしては十分な能力
試用機の構成は、CPUにIntel Atom Z3745Dを採用し、2GBのメモリと、ストレージとして64GBのeMMCを組み合わせた構成だ。グラフィックス機能は、CPU内蔵のIntel HD Graphicsを採用。OSは先にも述べたとおりWindows 8.1 with Bing 32bitとなっている。
Windows 8以降には「Windowsエクスペリエンスインデックス」が搭載されていないが、評価プログラム「WinSAT」の実行結果を「Windowsエクスペリエンスインデックス」の項目に合わせて紹介すると、以下のようになる。
Windowsエクスペリエンスインデックス(WinSAT) | |
---|---|
プロセッサ | 6.3 |
メモリ | 4.5 |
グラフィックス | 4.1 |
ゲーム用グラフィックス | 4.2 |
プライマリハードディスク | 7.1 |
総合評価は最も低いもので「4.1」。しかし、プロセッサやプライマリハードディスクについてのスコアは悪くない。PCの総合的な力を見る「PCMARK 8」の結果も、極端に低いということはなく、構成から考えると妥当なものとなった。
バッテリーについては、電源オプションを高パフォーマンスに設定し、無線LAN機能もオンにした状態で「BBench」を実施してみたところ、4時間00分34秒利用することができた。手頃な価格のモデルとしては、かなりがんばってくれたという印象だ。これなら、外出先でちょこちょこと使う程度や、プレゼンテーションのために持って行くという程度ならば、バッテリーを気にすることなく使えるだろう。もちろん、省電力設定にすれば本格的なモバイル利用にも十分対応してくれるはずだ。
お手頃価格で魅力的なWindowsタブレット
実際に使用してみた感覚として、さすがにアプリケーションのインストール時など、負荷が一時的に高まる時には重さを感じることもあった。しかし環境が整ってしまえば、ブラウジングなどは特に不自由なく行える。タブレットをメインマシンとして、負荷のかかる作業をしようと考えているならば厳しいかもしれないが、モバイル用や、家庭内で気軽に利用する手元用のサブマシンとして使用するならば問題はなさそうだ。
総合的にみて、価格を考え合わせると非常にお得な製品だと感じられた。手頃なWindowsタブレットを探している人には、是非おすすめしたい。
標準スペック
メーカー | iiyama PC(ユニットコム) |
---|---|
型番 | 10P1100T-AT-FE |
CPU | Intel Atom Z3745D |
メモリ | 2GB |
ストレージ | 64GB eMMC |
グラフィックス | Intel HD Graphics |
OS | Windows 8.1 with Bing 32bit |
LAN | IEEE802.11b/g/n |
インタフェース | USB 3.0×1、Micro HDMIポート、microSDカードリーダー |
サイズ | W258×D173.2×H10.8mm/670g |
ディスプレイ | 10.1型 (1280×800ドット)対応光沢カラー液晶 |
価格 | 39,980円(税別) |
価格、仕様は予告なく変更となる場合があります。最新の情報はiiyama PCのサイトをご覧ください。