ジャストシステムは22日、iOS用日本語入力アプリ「ATOK for iOS」の提供を開始した。対応OSは、iOS 8で価格は1,500円、必要空き容量は90MB以上。同アプリの発売に伴い行われた、メディア向けに新製品発表会の内容をリポートする。
発表会では、CPS事業部企画部部長の佐藤洋之氏が登壇し「7年前にiPhoneがリリースされてから、iOS用ATOKを提供できる日を待ち望んでいた」と挨拶。その後CPS事業部開発部の入江賢治氏が「ATOK for iOS」の概要を説明した。
「ATOK for iOS」は、「iOS史上、最高の日本語変換を」を合言葉に、ユーザーの利用目的や意志をシンプルに捉え開発したという。
入江氏は、「iOSにおいてのサードパーティキーボードには様々な制約がある」とした上で、同アプリのユーザーインターフェースについて「あえてiOSの雰囲気を壊さないようなデザインを選択した」と言及した。
「ATOK for iOS」では、インライン変換ではなく、変換候補が並んで表示されているエリアに入力中の文字が表示される。その後右側の変換候補を選択すれば、アプリの文字入力エリアに入力される仕組みとなっている。こうした入力方法について入江氏は、「これもiOSの制限のひとつで、インライン変換に対応させることはできなかった」と説明した。