ちなみに、開発陣も鬼ではない(?)のか、今回はアイテムボックスの中に「万能湯けむり玉」という見慣れないアイテムが。これを使うとあらゆる状態異常を治癒できる他、けむりに入れば他の仲間も効果を得られるのだ。ま、まぁ便利なアイテムが出てくるってことは、それだけG級の戦いの苛酷さが予想されるわけだけど……。
とりあえず死なないよう慎重に立ちまわっていたら、時間切れになってしまった。さすがは上級者向け……しかし、挑戦のしがいがあるクエストであった。
プレイしていて感心したのは、「3Dブレ防止機能搭載」だ。これは『Newニンテンドー3DS』の新機能で、内側のカメラがプレーヤーの顔を認識し、画面を斜めからのぞきこんでも3Dを維持してくれるというものである。従来の3DSでは画面をまっすぐ見ないと、すぐに3D表示が崩れてしまっていたが、今回はかなり見え方が改善したのではないだろうか。旧機種では3D表示を常にオフにしていた筆者だが、『Newニンテンドー3DS』であれば3Dを使っていきたいと思った。
もうひとつ、新たに採用された「Cスティック」だが、実際のプレイで使うことがほとんどなかった。というのも、前作で筆者は下画面に十字キーを配置して、右手の親指で視点を切り替えるスタイルが染み付いており、Cスティックのある位置に親指を持っていくことにまだ慣れていないのだ。
一応、意識して使ってみた感じでは、「スティック」というよりも「ボタン」といった方が感覚的に近い。レスポンスはなかなか良いのだが、物理的に"スティックを倒している"感覚はほとんどないのは個人的にちょっと寂しい。ただ、拡張スライドパッドを使ってプレイしていた人にとっては、Cスティックの位置はドンピシャなので使いやすいのではないかと思う。あと、こちらも「Newニンテンドー3DS」から搭載された「ZRボタン」と「ZLボタン」については、歳のせいで学習能力がついていかず、ほとんど活用できなかった……。これは本体を手に入れたら、リベンジしたいところ。
続いては中級クエスト「ダイミョウザザミ討伐」に挑んでみた。使うのは、メイン武器である片手剣。1回くらいはクリアしておきたいという気持ちから、つい甘えてしまった。「ダイミョウザザミ」は動きもそれほど早くなく、比較的倒しやすいモンスターなのでいけるだろうと踏んだのだが……。
やってみると、今までになかった新モーションが追加され、なかなか手ごわいモンスターとなっていた。特に前方へ水を噴射しながら、そのままカニ歩きで真横にスライドしてくる攻撃は、油断すると避けきれずに大ダメージを食らってしまう。ヒット&アウェイで慎重に戦い、今度こそ何とか勝利することができた。
うーん、慣れたはずのモンスターも新モーションの追加で、これだけ振り回されるなんて……。やはりモンハンのバランス設定は絶妙である。
さて、何とかクリアして気分がよくなったところで、最後にカプコンブース・モンハンエリアの紹介をしておこう。
ブース正面には「セルレギオス」の巨大フィギュアが設置されており、その脇には「セルレギオス」の武器防具一式も置かれている。また、ブースをぐるっと回ると、モンスターハンター10周年とコラボした様々なグッズも展示されている。
ギターメーカーESPが最高峰の素材で作り上げた「リオレウスギター」や、ドゥカティのバイク、さらにはバンプレストのキャディバッグとゴルフボールに、番台の超合金など、元ネタがゲームとは思えないほどバラエティに富んだラインナップだ。こちらもぜひ合わせてチェックしたい。
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