いよいよ10月11日に発売が迫ったニンテンドー3DS用ゲーム『モンスターハンター4G』が、「東京ゲームショウ2014」のカプコンブースに出展されている。新作が出るたびに数百~数千時間ほどプレイしているハンターたるもの、これを見逃すわけにはいくまい。ということで、試遊したレポートをお届けしよう。
今回、「東京ゲームショウ2014カプコンブース」に設置されているのは、モンハンと同日に発売となる『Newニンテンドー3DS LL』でプレイできる試遊台だ。「3Dブレ防止機能搭載」や「Cスティック」など、追加された新機能の使い勝手はいかがなものだろうか。そのあたりも含め、じっくりと遊んでみよう。
「東京ゲームショウ2014」向けに用意されているクエストは3種類、「ドスジャギィ討伐」「ダイミョウザザミ討伐」「セルレギオス討伐」だ。前者から順に難しくなっていき、本作のパッケージモンスターである「セルレギオス」はかなりの難敵だという。
……そういうことなら、もちろんセルレギオスを選ぶしかないだろう! ちなみにシングルプレイとマルチプレイの両方が体験できるが、今回はシングルプレイを試してみた。
ドキドキしながらクエストを選択し、武器は双剣をチョイス。なぜなら、今作では双剣に新アクションが追加されたと聞いたからだ。メインではない武器で、モーションもまだよくわからないパッケージモンスターに一人で挑む――自殺行為以外の何者でもないが、しかし筆者とて、これまで伊達にモンハンをプレイしてきたわけではない。必ず討伐してみせよう。
クエストがスタートすると、そこは夜の旧砂漠フィールド。どこかで見たような雰囲気ではあるのだが、前作から追加された高低差がいい感じに利いていて新鮮さがある。今回の試遊ではホットドリンクを飲む必要はないようだ。製品版でどうなるのかが気になるところである。
久しぶりの『モンハン』だったので、とりあえず近くの「ヤオザミ」を狩って、軽く練習する。ついでに新アクションも実践。コンボは、鬼人強化中に「鬼人連斬」(X+Aボタン)→「鬼人連斬フィニッシュ」(Xボタン)→「斬り上げ」(Xボタン)というものだ。おーなるほど、これは爽快!
気持ちが盛り上がったところで、いよいよ「セルレギオス」の待つエリアへと突入する。専用のムービーが流れて、「セルレギオス」のお目見えだ。いつもながら、この新モンスターと対峙する瞬間には独特の緊張感がある。これがモンハンに飽きない理由の一つかもしれない。
「セルレギオス」は一見すると「リオレウス」のような大きな翼を持った飛竜だが、よく見ると脚が異様に太く発達しており、ごつい鉤爪がついている。その姿自体はすでにあちこちで目にしていたが、こうしてゲーム内で向かい合うのは初めてだ。
「セルレギオス」の攻撃でメインとなるのは、どうやら低空飛行からの地上強襲のようだ。動きもわりと速めで独特のリズムがあり、慣れるまでは若干戦いづらい。ただし、前作の「リオレウス」のように低空でずっとホバーしているようないやらしさはないので、地上で戦うようにすればストレスは少なめだ。テンポをつかめば、気持ちよく戦えそうな良モンスターの予感がする。
それよりも要注意なのは、身を震わせて飛ばしてくる"刃鱗(じんりん)"攻撃。これを受けると、今作から登場した新たな状態異常"裂傷"状態に陥ってしまう。これは回避やダッシュなど、何か行動するだけで体力がみるみる減ってしまうというやっかいな状態だ。回復するためにはこんがり肉を食べるか、その場にしゃがんで一定時間じっとしているしかないというが、いかんせん今回はシングルプレイ。しゃがむにせよこんがり肉を食べるにせよ、その隙を突いて追い打ちが飛んでくるのだ。仕方ないので、回復薬を飲んでごまかしながら、エリアを切り替えて一息つくという作戦で対処することにした。またモンハン開発陣は、やらしい攻撃を追加してからにー!