ロジクールは18日、東京ゲームショウ2014会場(千葉県・幕張メッセ)において、e-sportsの戦略と新製品「Logicool G910 RGB Mechanical Gaming Keyboard」を発表した。合わせて、Logicool GアンバサターとTeam DetonatioN BYCMへのスポンサー調印式を行った。「Logicool G」は、ロジクールのゲーミングデバイスブランドだ。

発表・調印会場となったLogicool Gブース

お姉さんが両手に持っているのは、来場者がもらえる(タトゥ)ステッカー。リストバンドはfacebookキャンペーンの景品

e-sports市場に対してロジクールは積極的にコミット

会見では、ロジクール 代表取締役社長の竹田芳浩氏がまず登壇。Logicool Gに対する現状とe-sports戦略を説明した。

Logicool G戦略を説明するロジクールの竹田芳浩氏

縮小気味と考えられているPC市場だが、その中で成長を見せているのが、PCゲームとそれに付随するゲーミング周辺デバイスだ。PCゲーム市場は2012年からの1年間で20%を超える成長があり、PCゲーム用デバイス市場も同様に20%以上の伸び。日本でも、前年比150%の市場拡大だ。

成長の中心は「e-sports」と呼ばれるゲームジャンル。反射神経だけでなく、高い戦略性が問われるゲーム部門では、賞金付きのイベントが開催されている。参加者の増加はもちろん、ギャラリーにも多くの動員数を誇るエンターテイメントになった。

ロジクールも、ゲーミングデバイスに力を入れるメーカーとして、グローバルでe-sportsイベントの協賛、トップチームやプレイヤーへのスポンサーシップを行っている。日本でも同様の活動に加えて、独自の施策として「Logicool Gアンバサター」の創設が明らかにされた。今年(2014年)を日本における「e-sports元年」と位置付け、4日間の東京ゲームショウ2014で盛り上げるという。

協賛するLoL(League of Legends)イベント、「LEAGUE OF LEGENDS JAPAN LEAGUE GRAND CHAMPIONSHIP」の決勝戦(20日)、ファン投票で選ばれたエキシビションマッチ「LJ LEAGUEALL STAR」(21日)が東京ゲームショウのLogicoolブースで行われる

今回は、以前よりサポートしている「Team DetonatioN FocusMe」、「Silly Ducks Revolution」に加えて、BATTLEFIELD4で活躍する「DetonatioN BYCM」へのスポンサーシップと、Logicool GアンバサターとしてStanSmith氏を任命し、その調印式を行った。

縮小気味のPC市場において、PCゲームの売り上げは年間20%を超える拡大を見せており、PCゲームデバイスも同様に年間20%成長を続けているという

日本も例外ではなく、PCゲーム市場は前年比150%と大きな伸び

とは言いつつ、日本のゲーム市場のうちPCプレイヤーが占めるのは25%以下なので、一層の盛り上げが必要

ロジクールの世界戦略は、e-sprtsイベント協賛、e-sportsプレーヤー・チームへのスポンサード

海外での取り組み例。イベント協賛やスポンサードのほか、中国では著名実況者ともスポンサー契約を結んでいるという

日本においても、イベント協賛やプレイヤー・チームへのスポンサーシップを行う。さらに日本独自の取り組みとして、アンバサターを任命する

以前より「Team DetonatioN」へのスポンサーシップを行っていたが、BATTLEFIELD4を担当する「BYCM」にスポンサーシップを拡大

プレイヤー、解説者として幅広く活躍するStanSmith氏には、アンバサターとしての活躍を期待している

スポンサーシップ調印を行った、DetonatioN BYCMの代表のDustelBox選手(右)

アンバサターの調印を行った。StanSmith氏(右)。「既存のLogicoolファンだけでなく新しいファンを生み出していきたい」と抱負を語った