世界最大のカメラ見本市「photokina 2014」のソニーは、新製品としてボディは発表せず、レンズラインナップの拡充にとどまった。ただ、「α7」「α7R」「α7S」というボディの「3兄弟」(同社)が出そろい、ソニーとしては手薄だったレンズラインナップを拡充することで、さらなるユーザー層の拡大を図りたい考え。そのためもあってか、αシリーズの基本性能を訴求するブース展開となっていた。
新製品として発表されたレンズは、「Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS」「FE PZ 28-135mm F4 G OSS」の2本。広角ズームレンズのFE16-35mmはF4通しで、すでに発売済みの24-70mm、70-200mmと合わせてF4通しのズームレンズがそろった。
FE PZ 28-135mmは、α7シリーズだけでなく、photokina直前の放送関連イベント「IBC 2014」で発表された4Kカムコーダー「PXW-FS7」にも対応する電動ズームレンズ。これに加え、4本のレンズとコンバーターを開発発表。「Distagon T* FE 35mm F1.4 ZA」「FE 90mm F2.8 Macro G OSS」「FE 24-240mm F3.5-6.3 OSS」「FE 28mm F2」で、FE 28mm F2用に16mmのフィッシュアイコンバーター、21mmのウルトラワイドコンバーターを、2~3月にかけて発売する予定だ。