1.7GHz帯、1.5GHz帯をLTEフルレーンとして拡充する「フルLTE」
2つ目の軸となる「速さ」については、同社が運用する1.7GHz帯、1.5GHz帯をLTEフルレーンとして拡充する「フルLTE」戦略を打ち出し、国内最速となる150Mbpsのスピードをアピールする。
LTEの高速化を図るために、ポイントとなるのが、112.5Mbpsを超える高速基地局だ。これは13年度第4四半期には3,500局だったが、14年度第2四半期には21,000局にまで増加、今年度末には40,000局に達する見込みで、1年間で10倍以上に拡充される予定だという。また、150Mbpsに対応する基地局は現在2,000局だが、やはり今年度末には7,000局まで拡大する。
さらに、大松澤氏がLTEのさらなる進化として挙げるのが、以前の発表会でも言及していた225Mbpsの「LTE-Advanced」である。こちらのサービスは2014年度中の開始を目指し、2014年12月に最終フィールド試験をスタートさせる予定とのこと。さらに2014年度には、より速い3.5GHz帯の活用も検討していくという。