最後にそれぞれの独自機能を紹介しよう。

まずは、「Xperia Z3」から。前項の最後に紹介したISO 12800をサポートするカメラ機能をはじめ、「ハイレゾ音源対応」や「PS4 リモートプレイ」機能などが搭載されている

「ハイレゾ音源」は、情報量が大きく従来の音楽データよりも良い音質の音楽データ。専用のイヤフォンを接続するだけで簡単に良い音質を楽しむことができる。オーディオ機能ではほかにも、98%の雑音をカットする「デジタルノイズキャンセリング機能」も搭載する。

「PS4 リモートプレイ」は、「Xperia Z3」の画面でPS4のゲームを楽しめる機能。さらにPS4のコントローラーである「DUALSHOCK 4」にも対応している。「Xperia Z3」は本稿執筆時点で発売していない機種だが、ゲーム好きのユーザーは楽しみにしてほしい。

では、次に新型iPhoneの独自機能を紹介しよう。

それはなんといっても「Apple Pay」だろう。「Apple Pay」はAppleが新型iPhoneと同時に発表した新しい決済サービス。従来のiPhoneには搭載されていなかったNFCが搭載されたことで、店頭端末にかざすだけで決済が可能になった。

Apple Storeをはじめ、McDonald's、Macy's、Bloomingdale's、Walgreen's、Staples、Subway、Whole Foods Marketなど米国内の22万カ所で利用できるという。日本でのサービス提供は未定だが、iPhoneにもおサイフケータイが欲しいと思っていたユーザーにとっては、期待したい機能だ。

本稿で紹介したスペックは、Apple、ソニーモバイルコミュニケーションズから公式発表されている数値をもとにしている。そのため、新型iPhoneでは公表している数値が、「Xperia Z3」では公表していないということも多々あった。そのため、比較対象となるスペックは少ないが、比べられるところを比べると「Xperia Z3」の方がハイスペックと言えるだろう。

ただし、本稿はスペックの数値を比較したもので、機種の優劣を決めるものではないため、あくまでひとつの指標として参考にしていただきたい。