パナソニックは秋に調理家電・美容家電・ヘルス家電の新製品を発売する。それら新製品をひと足お先に体験してきたので、本稿ではその様子をお届けする。今回体験した製品は、調理家電3製品と美容家電7製品、ヘルス家電1製品。どのジャンルも共通して、"おうちで本格"というコンセプトで開発された。日々の暮らしに"ちょっといいもの"を取り入れることでユーザーの毎日を楽しくしたい、という思いが込められているそうだ。
体験会で試食したメニューの一部。ショウガとゴールドキウイのスムージー(左)と紅茶とオレンジのパン(右)。スムージーはハンドブレンダーで作ったもので、夏に飲みたいさわやかな味わいだった。パンはホームベーカリーの「高速」モードで焼いたもの。しっとりしていて、60分で焼き上げたとは思えない仕上がり |
簡単なのに本格的な料理を作れる調理家電たち
調理家電では、ホームベーカリーとハンドブレンダー、コーヒーメーカーが紹介された。ホームベーカリー「SD-BMT1000」は、低速から高速まで速度を変えられるインバーターモーターを新たに搭載したモデル。生地をこねるスピードを変えることで、「もちもち」から「ふんわり」まで食感を焼き分けられる。
また、マーブル模様のパンを簡単かつきれいに焼けるコースなど、多彩な使い方を用意している。特に60分で食パンが焼ける高速コースは、ホームベーカリーを炊飯器感覚で使用できるくらい気軽なものにしたいとの思いで搭載された。
続いてハンドブレンダー「MX-S300」とコーヒーメーカー「NC-A56」が登場した。ハンドブレンダーは付属のアタッチメントを付け替えれば1台で4役をこなすというスグレモノ。耐熱性なので鍋に直接入れて食材をかく拌することも可能だ。この日はトマト、きゅうり、パプリカで作ったガスパチョがふるまわれたのだが、スイッチを入れてからおよそ1分ほどでなめらかな口ざわりの冷たいスープに仕上がった。トマトの皮は湯むきせずそのまま投入したとのことだが、異物感はなく、皮の残骸も見当たらなかった。
ホームベーカリー「SD-BMT1000」は9月20日発売、37,000円前後(※以下、価格はすべて推定市場価格もしくは実勢価格。いずれも税別表記) |
ハンドブレンダー「MX-S300」は10月20日発売、11,000円前後 |
コーヒーメーカー「NC-A56」は10月20日発売、26,000円前後 |
豆を挽くところからミルの洗浄まで全自動で行うというコーヒーメーカーには、フィルターが2種類付属し、好みに合わせて挽き分けができる。コーヒーメーカーはスイッチを入れると「ブーン」「ウィーン」という音とともにコーヒー豆を挽き、周囲にいい香りを漂わせた。豆挽き時の音はちょっぴりけたたましい印象だが、挽き立てで淹れるコーヒーはおいしいというし、期待が高まる。ちなみにこの日の豆は希少で高価なゲイシャという品種のもの。全く苦くも渋くもなく、すきっとした味わいだった。何といっても、スイッチを押したらあとは放置するのみ、というところがうれしいポイント。
左上のマグカップにはガスパチョ。おいしくてするする飲めてしまうのだが、けっこうお腹にたまって腹持ちもよかった。下に並んだ3枚の食パンは左から「パン・ド・ミ」、「もちもちパン・ド・ミ」、「ふんわりパン・ド・ミ」。驚くほど食感に違いが出ていた。個人的には普通の「パン・ド・ミ」にバターを付けて食べるのがオススメだ |
乾燥や静電気など、肌や髪に何かとトラブルが起こりがちな秋冬。そんな季節に備えて、次ページでは美容家電を紹介する。