操作面ではストレスなく作動するAFの速さが気に入った。一眼レフには及ばないものの、高倍率ズーム機の中ではトップ級のAFスピードといっていい。

このAFは、同社のミラーレス最上位モデル「DMC-GH4」と同じく空間認識の技術を応用したもの。ライブビュー映像からレンズのボケ度合いを読み取り、撮影空間の被写体距離を瞬時に算出する技術である。空間認識技術を使ってピント位置付近まですばやく動かした上で、高精度なコントラストAFによって微調整するようになっている。公称のAFスピードは、ズームのワイド側で0.09秒、テレ側で0.17秒。従来機の2倍以上の速さを誇る。

【左】左右のバランスが取れた端正なボディデザイン。表面にシボ処理を施したグリップの感触もいい 【右】撮影モードは、PASMのほか、インテリジェントオート、クリエイティブ動画、シーンガイド、クリエイティブコントロールなどが用意される

【左】左肩にはドライブモードダイヤルを装備。セルフタイマーのほか、インターバル撮影やストップモーション動画はここから選択する 【中】静止画の撮影メニューには、フォトスタイルやアスペクト比、RAW記録、AFモード、HDR、多重露出などの機能が用意されている 【右】カスタムメニューでは、マニュアルフォーカス時のピーキング機能や、ヒストグラム表示、ガイドライン表示、ハイライト表示などを設定できる

【左】ボディ天面には、動画用のステレオマイクやホットシューを装備。ホットシューには外部マイクや外部ストロボを装着できる 【右】レンズ側面には、手ブレ補正のオン/オフを切り替えるスイッチと、リング操作の「ズーム」と「マニュアルフォーカス」を切り替えるスイッチを装備する

【左】天面に2つ、背面に3つのFnボタンを装備。自分にとって使用頻度の機能を割り当てることができる 【右】多機能をシンプルにまとめた操作インタフェース。メニューの基本デザインはこれまでのLUMIXシリーズを踏襲する