「ほぼ日手帳 2015」が9月1日に発売された。同シリーズは、糸井重里が運営する「ほぼ日刊イトイ新聞」のオリジナルグッズとして2001年に誕生し、2014年版は50万部を売り上げた人気商品である。
2015年版のテーマは「LIFEのBOOK 仕事も遊びも、わたしです。」。「仕事をしているうちに覚えたことが、遊びの中で役立ってしまったり、遊びのつもりでやってたことが、大事な仕事の大きなヒントになったり自分を取り巻く様々なことをLIFEそのものだと考えて、たっぷりとなんでも書ける『ほぼ日手帳』が、あとで読める『わたしの本』となることを伝えていく」とのこと。
本体のラインナップには、新たに半年ごとの分冊版「avec(アヴェク)」が追加される。また、カバーも荒井良二さんや中川翔子さん、石川直樹さん、松本大洋さんとのコラボレーションなど全76種類が発売される予定だ。
発売に先立ち8月22日には、南青山にある「ほぼ日」の店舗兼ギャラリー「TOBICHI」でプレス向け展示会が開催された。マイナビニュースでは、糸井重里さんへインタビューを実施、「ほぼ日手帳 2015」への思いをうかがった。
ほぼ日手帳には「何もかもの喜び」がある
--今年のテーマ「仕事も遊びも、わたしです」はどのような意図で設定されたものでしょうか?
糸井さん「意図というよりも、実際に使われているという事実を言葉にしたという印象ですね。『こういうふうに使ってほしい』という提案よりは、『こうだよね、今』という。みんなの方が先に行ってたかもしれない、といった気持ちが強いかもしれないですね」
--提案よりは確認の意味合いが強いと
糸井さん「そうそう、そうですね」
糸井重里(いといしげさと) |
--昨年のインタビューで「オンとオフを分けるのはもう古い」とおっしゃってましたが、それと同じことですか?
糸井さん「同じですね。今までは『公私混同』という言葉を使っていましたけど。そうすると良いことだけではなく、悪いことまで公私混同しているようにきこえてしまう。だから、もう少し事実に即して伝えたいと思ったんです」
--「ほぼ日手帳」の事実とは?
糸井さん「すごく小さい母集団で『ほぼ日手帳を使う人・使わない人』を調査してくれた人がいまして、面白かったのが、その人が『今まで手帳を使っていた人の方が、手帳を使ってなかった人よりもほぼ日手帳を使わない確率が高い』っていうんです」
--なぜでしょうか?
糸井さん「手帳ってやっぱりルールとか規則とかスケジュールとか、仕事をする自分に指示を出すものなんですよね。でもほぼ日手帳は自分がもっと意志をもって埋めるものなので、その意味では相反していたんです。だから、普通の手帳を使ってきた人の方が、使わない確率が高いっていうのは『へー!』と思いましたね」
--同じ手帳でも、使う姿勢が違うんですね
糸井さん「言葉は同じ『手帳』なのにね。もう一つ、『LIFEのBOOK』っていう言葉をあえて使ったのも、『LIFE』って何もかも全部入っているじゃないかと伝えたかったんです。何もかもの喜びがあるという」
--「何もかも」が入るように、フリースペースが大きくとられていますね
糸井さん「よく言われます、使いこなせないって(笑)。そりゃあこなせないですよね。でも、実際に使ってみたら何か見えてくることがあると思います。まさか僕らも人々があんなにものを貼ったりするなんて思いもよらなかったわけですから」
--すごく分厚くなっている人もいますね
糸井さん「そう! だから、こっちからこうするのがいいよというのは言えないです。押し花までしてる人もいます(笑)。 そんな使い方思いつかないですよ」
--手帳って名前がついているけど、本当に何にでも使えるという
糸井さん「本当、『BOOK』なんですよね」