GPS電波受信と標準電波受信という2通りの時刻取得システムを搭載した新機軸のG-SHOCK「GPW-1000」。カシオが「10年に一度の画期的製品」と胸を張る自信作だけあって、今年7月末の発売以来、売り上げも好調に推移しているという。そこで今回は、横浜高島屋 5F時計サロンにお邪魔して、GPW-1000へのお客様の反応についてお話を伺った。
G-SHOCK「GPW-1000」関連記事
■【レポート】10年に1度!?のG-SHOCK【実機動画あり】 - GPSハイブリッド電波ソーラーG-SHOCK SKYCOCKPIT「GPW-1000」発表会
■カシオ、GPSと標準電波に対応した世界初のハイブリッド時刻取得「G-SHOCK」
■【レポート】BASELWORLD 2014 - カシオ「G-SHOCK」コンセプトモデル続報、写真で見るGPSハイブリッド電波時計「GPW-1000」
■BASELWORLD 2014 - カシオの「G-SHOCK」コンセプトモデル、GPS+電波時計のハイブリッドで正確な時刻を取得
■【レポート】ソニー×カシオ! 世界初「GPSハイブリッド電波時計」のキーデバイスに迫る!
安心できる一本を、安心できる百貨店で
―― 今回のGPW-1000は、GPS電波ハイブリッドという概念的にも新しい商品ですが、こちらでの売れ行きはいかがでしょうか?
黒川氏「ちょうど、昨日も1本販売いたしました。まだ発売後1カ月ですので、ようやく動き始めたかなといったところです。
ただし、お問い合わせはとても多いですね。取り扱いはありますか、とか、実物を見ることができますか、といったお電話を数多くいただきます。先日、時計サロンでG-SHOCKのフェアを開催したのですが、そのときもGPW-1000の注目率は高かったですね。」
―― どのような方がGPW-1000に注目されますか?
黒川氏「やはり昔からのカシオファンの方が大半ですね。普段からG-SHOCKやOCEANUSなどを愛用していて、カシオ製品に対して大きな信頼感を抱いている方は大勢いらっしゃいます。そういった方々が、広告やインターネットでの情報を見て、新製品の性能や利便性に注目される。
GPW-1000はまだ動き出したばかりの商品ということもあり、現在はそういったケースが多いですね。もちろん、他のブランドの時計をさがしにおいでになって、『あっ、これ、GPSの新しいG-SHOCKでしょ?』と目にとめてくださることもあります。時計好きの方は、やはり何らかの形でご存じの方が多いですね。」
―― 高島屋さんでは輸入品の高級機械式時計も多く扱っていらっしゃいますし、お客様は比較的年齢層の高い方が多いイメージがあります。
黒川氏「横浜高島屋全体としては、そういった側面もあります。また、『高島屋でG-SHOCKを扱っているとは思わなかった』とおっしゃる方もいらっしゃいます(笑)。でも実際は、時計フロアに関しては20代から30代のお客様も多く、幅広い年代のお客様にご来店いただいています。50代、60代の方でG-SHOCKをお買い求めくださるお客様もたくさんいらっしゃいますよ。
最近は人気のBABY-Gだけでなく、あえてG-SHOCKを選ばれる女性も増えました。これは歴史と実績のあるG-SHOCK、そしてカシオブランドが老若男女を問わず、幅広い世代から支持されている証拠だと思います。
とはいえ、当店の場合、G-SHOCKの専門店や量販店さんとは異なり、最新の商品より、定番商品が売れるという傾向があります。お客様は最新の商品にも当然興味があるのですが、まずは、飽きずに長く使える定番の一本をお求めになる方が多い。ゆえに、量販店さんなどに比べると、最新商品の出足は少々遅くなりがちです。」
―― まずは安心できる一本を、安心できる高島屋さんで、と考える方が多いんですね。
黒川氏「それはとてもありがたいことですよね。そう考えてくださるお客様の多くは、次の時計をお求めになる際にもご来店くださいます。GPW-1000は、そこで選んでいただける商品かもしれないですね。
先日開催したG-SHOCKフェアで展示したときも、とにかく注目度が高い商品でしたので。同じG-SHOCKの「GULFMASTER(ガルフマスター)」もG-SHOCKとしては高価格帯の商品ですが、スロースタートながら、動き始めてからは一気に販売数が伸びました。GPW-1000は魅力的な時計ですので、私たちとしても大いに期待しています。」