なつめさんに聞く、pomrieのいいところと楽しい雑貨たち
体験会の最後に、さまざまなアイデアを披露してくれた講師のなつめさんにいくつか質問をしてみた。スタンプ作りのちょっとした心がけもうかがったので、pomrieを活用した雑貨制作などの参考にしていただきたい。
―― pomrieを実際に使ってみていかがでした?
お気に入りのスタンプを2つ選んでいただきパチリ。お仕事イラストに手描きを組み合わせたスタンプ、イラストとフリーフォントを組み合わせたアンティーク系スタンプだそうで「新色のアッシュブルーもとてもいい色ですよ」とのことだった |
なつめ氏「ハンドメイド雑貨を作っていると、自分好みのフォントやイラストを使ったオリジナルスタンプが欲しくなるのですが、今までは消しゴムはんこの作家さんにお願いするか、ネットオーダーしか方法がありませんでした。オーダーだとデータ作成が必要ですし、作家さんを探すだけでも大変です。pomrieはPCかスマホがあれば、すぐにオリジナルスタンプが作れることが本当に嬉しかったですね」
―― スタンプの使いごこちはどうでしたか。
なつめ氏「浸透印なので連続押しが簡単なのがいいですね、インク台にいちいち押すのって結構大変なので…。
子どもがやりたいというので一緒に作ったりもしましたが、PCのアプリで本当にクリックしていくだけでデザインできるので、幼稚園くらいの小さな子どもでも楽しめるんだなと実感しました。小学生なら夏休みの工作にもオリジナリティを出せますし、最後に自分の名前を入れたりできるのもいいですよね」
―― すごくオシャレなサンプル雑貨をたくさん作られていて驚きました。
なつめ氏「自分のPCにインストールしてあるフォントを使えるところがすごく便利です。アメリカやドイツ系のクールな感じの雑貨には、ダウンロードしておいたフリーフォントが大活躍してくれました。
硬質面インクはブリキ缶にも直接押せるし、90mm×40mmの大きなスタンプを段ボールに押してミリタリーテイストの雑貨に仕上げれば、男性も使えそうです。今度は主人用に作ってあげようかなと思っています」
―― スタンプを作るときに気を付けた点などはありますか?
なつめ氏「文字のスタンプを作る場合は、少し太めではっきり出そうなフォントを選びました。イラストは少し大きめにするとか。それくらいですね。pomrieアプリの内蔵イラストだけで作っても、すごくきれいにスタンプできるのがありがたかったです」
会場には、なつめ氏がpomrieと硬質面インクを用いて制作した雑貨がディスプレイされ、ホビーイベントのブースさながらの華やかさ。ステーショナリーやフリーフォントを活用したインテリアグッズ、今回のフォトフレームのスタンプタイルを応用したキッチングッズなどもあり、村田氏が冒頭で語った「私たちが思い付かないアイデアばかりだった」という言葉にも納得。センスとアイデアがpomrieと出会い、そこで生まれる可能性や奥深さを、体験と作例を通して実感した一日だった。