残る2つの「Xperia Z3 Compact」「Xperia Z3 Tablet Compact」
冒頭で紹介したティザー広告では、謎のメッセージが出現する直前のほんの一瞬だけ、サイズの異なる3種類のデバイスが映し出されるシーンがある。これは9月3日に発表される製品を意図的に暗示したものだろう。その1つが「Xperia Z3」であるのは間違いないが、残りは「Xperia Z3 Compact」「Xperia Z3 Tablet Compact」だといわれている。サイズ比較で考えれば、向かって左側の中間サイズのものが「Xperia Z3」、右側の一番小さなサイズが「Xperia Z3 Compact」、真ん中の一番大きなものが「Xperia Z3 Tablet Compact」だと予想できる。では、それぞれはどのような製品になるのだろうか?
「5インチ以上では大きすぎる」というユーザーに向けた「やや小型」のフラッグシップ端末が「Compact」シリーズだ。日本では「Xperia Z1f」の名称でお馴染みだ。ただ、CompactはZ1で初めてリリースされたものの、Z2の代では製品発表がなかった。今回登場する「Xperia Z3 Compact」は2代目で1年ぶりの新製品ということになる。
「Xperia Z3 Compact」の名称は比較的早い時期から噂が出ており、Xperia Blogには6月末の時点でリーク画像が出現している。スペックについては、このリーク画像とほぼ同時期に出てきた「4.5インチディスプレイ(4.6インチ説もあり)の720p HD表示」「Snapdragon 801/Adreno 330」「2GBメモリ」「2070万画素(背面)/210万画素(正面)のカメラ」という説が有力となっている。
Z1 Compactを見たとき、基本的にディスプレイ以外は姉妹モデルであるZ1に準拠しているため、Z3 Compactでもこのあたりは同様と考えられる。先ほどのサイズ比較と合わせ、画像に関するリーク情報も出てきているが、Z3 Compactにおいてもやはり「厚み」がどの程度になるのかが最大の焦点だと考えられている。Z1 Compactでは9.5mmとかなり厚手の印象があったので、ここのサイズ予測に出ている8.8mmが実現すれば、だいぶ印象が変わるかもしれない。