KDDIでは、スマートフォンの普及率が49%に達し、今秋以降はレイトマジョリティに普及してさらに加速すると見ている。大画面化の要望も大きく、定額で使い放題のパス系サービスをさらに拡充する。
まずはビデオパスで「邦画ならビデオパス」と言われるように、日本映画のラインナップを強化。現在は280本程度だが、これを1,000本に拡大し、さらにリクエストが多い作品を優先的に配信できるように取り組む。視聴履歴をもとに映画をリコメンドする「おすすめ」機能も搭載する。
うたパス、ブックパスのラインナップ拡充、auヘッドラインの編成体制強化など、各種サービスの強化も続け、パス系サービスの魅力を高めて利用者の拡大を図りたい考えだ。
「安心」系のサービスとして、従来のウイルスバスターやiPhone修理代金補償に加え、au WALLETカードが盗難・紛失した際に不正利用されたら、その代金を全額補償するサービスも開始する。
高橋氏は、「感動(WOW)と楽しみを伝える」ためにインターネットとリアルが連携するサービスを今後も重視し、WOW to WOW構想で新たな「経済圏」の構築を目指していく考えだ。