KDDIは、auスマートフォン向けのサービスを拡充するため、au WALLETやauスマートパスの機能を追加し、リアルとインターネットの連携をさらに強化していく。同社の代表取締役執行役員専務の高橋誠氏は、「au WALLETとスマートパスの連携でWOW to WOW構想としてネットとリアルを連携させていきたい」と意気込む。

KDDIの代表取締役執行役員専務・高橋誠氏

au WALLETはカード型の電子マネーで、クレジットカードのようにリアル店舗などでの支払いに利用できる。au IDと連携して、購入金額の一部がポイントとして貯まり、au携帯電話のポイントプログラムとしても機能している。

当初、カード申し込みでもれなく1,000円分がチャージされた状態でカードが手に入るなどのプロモーションも実施しており、申込数がすでに500万人を突破。一度使っただけでなく、その後も利用するリピート率が80%を超えるなど、利用率も高いという。

少額決済のコンビニエンスストアでの利用だけでなく、インターネットでの買い物にも使われており、順調に拡大していると高橋氏。au WALLETは、世界約3,810万店舗のMasterCard加盟店で利用でき、ポイントが貯まるという点が特徴で、高橋氏は、他の電子マネーサービスよりもポイントがつく店舗が多いこともアピールする。さらに、KDDIが独自に「ポイントアップ店」としてポイントが増額する店舗を開拓。セブン-イレブン、イトーヨーカ堂など、国内約22,000店舗がポイントアップ店になっている。

au WALLETをさらに拡充していく

イトーヨーカ堂などを追加して、ポイントアップ店がさらに拡大。通常のMasterCard加盟店でもポイントが貯まるため、他社サービスよりもポイント付与の店舗が多い