新機能「輪郭検知テクノロジー」「ダブルVトラック刃」
その常識をくつがえすため採用された新機能のひとつは「輪郭検知テクノロジー」。3つのシェービングヘッドが、それぞれ左右、前後などに動く従来のシステムに加え、各ヘッドが浮き沈みすることで、肌への密着度が格段にアップ。ワンストロークで最大20%も多くのヒゲをカットできるようになった(同社調べ)。
もうひとつの「ダブルVトラック刃」は、ヒゲをとらえる外刃と、ヒゲをカットする内刃をV字型に改良。ハサミを開いたときのような刃の構造で切れ味を鋭くし、刃の枚数も21枚から24枚に増やした。その結果、剃り残しが少なくなって、肌ヘの負担が軽くなる一方、深剃りの性能は最大30%向上した(同社調べ)。
今回発表された「9000シリーズ」は5モデルあり、すべてにこの2つの新機能「輪郭検知テクノロジー」と「ダブルVトラック刃」が搭載されている。5モデルとも、充電時間が約1時間。使用時間(満充電時)が約50分。本体サイズがW59×D70×H164mm。重さ167~169g。モデルによって、本体色、充電残量表示方式、付属品などが異なる。
S9711/33、S9521/26、S9521/12の3モデルに搭載された新機能「パーソナルコンフォート設定」は、ヒゲの濃さ、毛の太さ、肌の状態に合わせて3段階で回転数を切り替え、自分好みのシェービングを実現できる。
また、洗浄充電器も「スマートクリーンシステム」としてリニューアル。洗浄液がカートリッジ式になり交換が楽になったほか、カートリッジ内の2層フィルターがヒゲくずをしっかりと除去し、清潔さがより保たれるようになった。
「S9711/33」はパーソナルコンフォート設定に対応し、洗浄充電器のスマートクリーンPRO、ヒゲスタイラー、洗顔ブラシが付属する。推定市場価格は税別51,800円前後 |
「スマートクリーンシステム」は、本体の充電・洗浄・乾燥・潤滑化を全自動で行える |
「S9711/26」(左)はパーソナルコンフォート設定に対応し、洗浄充電器のスマートクリーンPlus、トリマーが付属する。推定市場価格は税別40,800円前後。洗浄充電器を省いた「S9711/12」(右)は同35,800円前後 |
フィリップスでは「9000シリーズ」を、回転式シェーバーの新たな常識として、20~30代に向けてアピールしていく。成宮寛貴さんを起用したテレビCMでは、宇宙の無重力空間でもシェービングできるという内容で、肌へ密着することを強調。Webなどでも同様に、過酷な環境でも“三大ニーズ”を叶えるという、これまでの電気シェーバーの常識を変えるキャンペーンを展開する予定だ。