タイガー魔法瓶は19日、新しい調理家電ブランド「GRAND X(グランエックス)」シリーズを発表した。同日、東京都・目黒雅叙園にて新製品発表会を開催。イメージキャラクターである女優の倉科カナさんが、新製品を使った調理に挑戦するパフォーマンスも披露された。本稿では、製品ブランドの意味合いや製品特長の紹介、エプロンを身にまとって調理に励む倉科さんの様子をお届けする。

温度にこだわって、素材のおいしさを引き出す

まずはじめに登壇したのはタイガー魔法瓶 代表取締役の菊池嘉聡氏。同社は、安心・安全かつヘルシーに調理できる製品を消費者に提供することを使命だと考えているという。その使命を全うするための1つの答えとして、「素材」に注目したのが究極の調理家電「GRAND X」シリーズだ。

素材のおいしさを最大限に引き出すために、「GRAND X」シリーズは温度にこだわって開発された。同社が魔法瓶で培った温度調節機能を、余すことなく投入した製品群となっている。また、料理を通して感動や団らんが生まれるような製品作りを目指したという。無機質な「マシン」ではなく、愛情を込めて調理できる「道具」を提案していきたいと語った。

「GRAND X」シリーズの概要を説明する菊池氏

「GRAND」は"豪勢な"、Xは"未知なるもの"という意味

「感動の、おいしさを」提供する4製品

続いて、同社 商品企画チーム マネージャー 金丸等氏が登壇し、製品の特長を紹介した。今回発表された「GRAND X」シリーズは、「土鍋圧力IH炊飯ジャー<THE 炊きたて>」「IH陶板焼き器」「IHホームベーカリー<やきたて>」「IHスーププロセッサー」の4製品。「感動の、おいしさを。」というコンセプトで、素材の味を引き出す製品を展開する。

同社の<炊きたて>シリーズ史上で最高のおいしさを実現したという炊飯ジャーは、お茶碗1杯からでもおいしく炊ける。内釜と外釜の二重発熱構造の大火力で加熱するので、ふっくらとした炊き上がりになり、「可変W圧力」の採用によって、もっちり食感のご飯を炊ける。5.5合炊きの炊飯器だけでなく、3.5合炊きの炊飯器もラインナップに追加した。

製品の特長について説明する金丸氏

2つのサイズを用意する炊飯ジャー

陶板焼き器は、ヘルシー志向によって人気が高まっている赤身肉をジューシーに焼き上げる。赤身肉は加熱すると硬くなりがちだが、肉の内部をやわらかく保ったまま加熱できる「65度」で焼くことによって、やわらかく仕上がるという。

ホームベーカリーは、こねから焼き上げまで温度を徹底的に管理して「パリふわ」食感の食パンを焼き上げるフラッグシップモデル。健康に気を使うユーザー向けに糖質控えめの「大豆粉食パン」コースなども搭載している。

スーププロセッサーは、温度をコントロールして素材のうまみをじっくりと引き出す。不足しがちな野菜をスープで手軽に摂取できるよう、切った食材を投入してボタンを押すだけで調理が完了する仕様となっている。

陶板焼き器

ホームベーカリー

スーププロセッサー

次ページでは、エプロン姿の倉科さんの調理パフォーマンスの様子、試食会の様子をお届けする。