お互いを協業のパートナーに選んだ理由

このあと質疑応答の時間がもうけられ、石田氏と梁瀬氏が記者団の質問に回答した。エイブル PandAの販売時期について、梁瀬氏は「9月末までには開始したい」と回答。今回のサービスを認知拡大させる施策も積極的に行っていく考えだ。梁瀬氏は「年間15万人の入居者、7万人のオーナーにも訴求していきたい」と話した。

記者団の質問に回答する梁瀬氏(写真左)と、石田氏(写真右)

今後、どのような業種に第5の販売方法を拡大していく予定か、との質問に石田氏は「衣食住に関わる業種に拡大したい。現在、色んなところからお話をいただいている」と回答。最初のパートナーにエイブルを選んだ理由については「エイブルの梁瀬社長には、freebit mobileの仕組みが確立されていない時期から興味を持っていただいていたので」と説明した。

エイブルの店舗でフリービットを契約した後、エイブルの部屋を退去しても、エイブル PandAは継続利用が可能。極端な例では、エイブルの店舗でフリービットと契約して、エイブルと契約しないことも可能だという。梁瀬氏は「今回はエイブルとは縁がなかったということでも、次回はエイブルで、ということもあり得る」と話した。今回フリービットと組んだ理由について、梁瀬氏は「石田社長は、商品とサービスに情熱を持って取り組んでいる。コンセプトもしっかりしている。技術的には、垂直統合でこれだけの製品をきちっと作られている。フリービットの端末は1機種で、全てのサービスが利用できるのが魅力。例えば他のキャリアと協業して、エイブルの店舗でスマートフォン10機種を並べられても困る」と話した。

この日共同記者会見が行われた「エイブルTGRoom原宿店 MAISON ABLE」には、フリービットの模擬店舗が設置されていた

(記事提供: AndroWire編集部)